「枝葉」を含む小説

「ははあ、さてはタスクさん、私に惚れましたね？」 「バカ言ってないで行くぞ、あとお前のクソ長いローブ、枝葉に引っかかりまくってる」 　おっちょこちょいだが冒険仲間が欲しい、異…

漫画原作のシナリオです。 現在発売中のホラーシルキー増刊に収録されている『紅い雪』の漫画原作の初稿に、一部加筆したモノです。 漫画原作を勉強してみたい人なら、多少は参考になるかと…

神は地上に世界樹の種をまき、その世話係としてエルフを任命した。 それから一万年の時が経ち……世界樹の麓にはユニコーンやドワーフやニンフなど様々な種族が住みつくようになった。 …

彼が目を覚ますと、そこは見知らぬ洞穴の入り口。 “私は、誰だ──” 何よりも初めに抱いた疑問はそれだった。 己が何者なのかという原点。 しかし無情にも、それに対して答えを与えてく…

短編とか、うちよそコラボとか、お題とか、切り落とされた枝葉置き場。

「ようこそ、最果ての園庭へ。君で――1万7217人目の到達者だ」 ごおんという鐘の音が響き、どこまでも真っ白な空間の中、目の前には執務机についたどこか聖職者を思わせるような服装の…

人生は選択の連続であると、人は言う だがそれは一本の太く長い道に枝葉が付いたものを拾い、また太い道へ戻るだけに過ぎない あの時、あの枝葉の先を選ばなかった自分は─────

・冴えない青年の下にとある仕事が舞い降りた。それは死んだ老人からの依頼。老人が生前建てようとした建物を調べろというもの。 ソレは雲を貫く天高き塔。多くの者が命を落とし、落ちた命を…

「産業革命以前の西洋風の世界を舞台にしたい。できれば細部までリアルに描きたい」 そんなときの参考になりそうな、主にイタリアの数百年前の普通の暮らしについてテーマ別に綴ります。 …

西暦1900年代初頭、世界各地で戦火が燃え広がり世界中が悲嘆と憎悪の断末魔で満たされ、限りない狂気と破壊の衝動が世界を駆け巡る頃、『それ』は現れた。 遥か宇宙より現れた『それ』…

世界の輪郭が揺らぎ、頭上の枝葉から木漏れ日が降り注ぐ曖昧な世界に俺は居て、目前には一人の少女が立っている。 響く優しい声音は僕を包み込んでいく。 「ねぇ、あなたの夢は何？」 少女…

『日常のサイバーセキュリティ』をテーマに、情報系エンジニアの眼鏡女子、小枝葉《さえば》沙羽江《さばえ》が仕事上だったりプライベートだったりで出会ったセキュリティ絡みの事案について…

見慣れた景色の中をずっと歩いていたはずなのに、気付けば少年は見慣れぬ景色にいた。辺りを見回してもそのどこにも見覚えがなく、さきほどまでよりも強くなった風に揺られる枝葉のかさかさと…

練習として書く一話完結の三題噺などのショートショート集です。 ジャンルは特に決めていません。

　ムース・パイサンド……。猫目と呼ばれた物魁使いの彼は、宇宙輸送公社が宇宙航路とする１２のリーフ（枝葉の方向）で鬼門の方角を司る鬼の鉄機部隊のキャプテン。人間の裏の顔を具現化した…

他人との関わり合いを極端に避けて生きてきた高校生、鮎川峠。 彼のもとに、突然現れた少女、岩崎枝葉。 天真爛漫で荒唐無稽な彼女に翻弄されながら、 鮎川峠は少しずつ、五感を取り…

ご覧じろ、龍殺しの王様のお城の中庭の「百人隊の菜園」を。／馨る月桂樹、匂う龍蒿。そよぐ枝葉、誇り咲く花々。／犬薔薇の実を摘む者はあらずや？　熟し落ちた実で大地が赤く染まっている。…

　ぐんぐんと、にょきにょきと。 　枝葉を繁らせ、どこからか森がやってくる。侵蝕してくる。 　空の向こうから。 　ずっとずっと高いところから（成層圏の彼方から？）森が降りてきて、ま…

シンデレラの世界で魔法の許された領分を越えた妖精のゴッドマザーを抹殺する黒衣の男、ナイン。 　彼は物語の可能性の枝葉を切り取る『剪定者』という役割であった。相棒の人造妖精ベルと…