「日本の怪異」を含む小説

「昔々の事でございます――」 盲目の語り部が語るのは世にも恐ろしい怪異の物語。 人の魂が歪み魔物となって災いを成す世界で、魔物の心を覗きその過去を語り歩く異端の語り部ヨリ。 現…

都市伝説、未解決事件、語られなかった怪異。 どこかで聞いたことのある噂、誰も調べなかったまま忘れられた廃墟、突然姿を消した人間。 それらの背後には、いつもひとつの名前があった─…

古い洋館の二階に佇む「幽世探偵事務所」。そこでは、通常の探偵では解決できない不可思議な事件を、霊視能力を持つ探偵・天城蒼一郎と、霊感の強い助手・桐生玲奈が解決に導いていく。 存…

完璧なる美を持つ少女・ルリカ。 彼女を手に入れた者は、必ず破滅への道を辿る。 斬られても、焼かれても、食べられても、彼女は微笑みながら蘇る。その姿は、見る者の理想の美しさそのも…

静まり返る放課後の教室に、“何か”がいる――。 少女の目に映るのは、幽世（かくりよ）の影。 日々強まる巫者の力。しかし彼女は頑なに怪異を否定する。 拒絶の裏に隠された真実とは………

これは時を超えた呪いによって紡がれる、縁を巡る物語。 第１部・黎明編 東京都内に住むふつうの高校生・禅院(ぜいん)サトルは不思議な夢から目を覚ますと、背中に大きな口が…

高校二年生の春、上ヶ丘瑛太は三年生のマドンナと、夕焼けに染る空き教室で青春の一線を越えようとしていた。 あと数秒で童貞を卒業できるというところで、マドンナの顔が何者かに殴打される…

一軒家に暮らす主人公と、おかしな隣人家族の話。

夏休みのある日。“僕”は友達のC君と一緒に、自転車に乗ってちょっとした冒険に出かけていた。 霊感の強い祖母の、「今日は嫌な予感がするから出かけないほうがいい」という忠告を無視して…

〈あれは冬も近付いてきた、秋の終わりの頃だ。 　四原雪哉は、小学五年生の時、僕のクラスメートだった。四年生の時に転校してきて、その時はクラスも違ってはいたけれど、その頃から僕は一…

アヤカとシオリは、web小説を読むのが好きだった。 ある日、シオリはアヤカに教える。 「そういえばこの前、SNSで変な投稿見ちゃってさあ、なんか萎えたっていうか……」 「なんだ…

　俺は邪悪な存在に追われて、命がけで走り続けた。邪悪な存在が何者なのか。大抵のひとはもう気付いているだろう。だってタイトルにはっきり書いているのだから。『口裂け女』って。メタ的な…

【異世界の悪役魔法使いと一緒に日常生活に埋まる地雷処理をする話】 高校1年の終わり。岡町灯夜は冬の夜のコンビニ帰りに行き倒れの少年を拾う。 そして拾った後に前世を思い出した。この…

とある地方都市の中学校。女子バレー部とバスケ部との対立が原因で、須賀縫をはじめとするバレー部員たちは「フランメさま」の呪いをかけられてしまう。縫は呪いから逃れるため、夢の中で出逢…

中学一年生の瀬戸深月は、転校初日に見た夢の中で、美しい洋館に住まう不思議な少女と出会う。少女の名は、メイズさん。彼女は深月に「絶対に的中する占い」の方法を教えてくれるが……。台湾…

※こんな読者におススメ※ 　・理不尽に立ち向かう主人公が好きな人。 　・流行に乗らず、たまには異能力学園ものが見たい人。 　・西洋系の怪物に飽きた人＆和製の現代怪異が好きな人。…

“霊和”xx年。20××年6月6日午後6時。 夕暮れ。黄昏刻。逢魔ヶ刻。 兵庫県神戸市に、M9.9の歴史上稀に見る、未曽有の巨大地震が起こった。 死者行方不明者、合わせて数十万人…

日常アリ、戦闘アリ、ホラーはマジほんのり。 妖狐アリ、電脳ミニ、呪術もそれなりにアリ。 どこかにありそうで、どこにもない。そんな怪異みたいに異質な物語。