「印」を含む小説

先進国ルンブラン公国は、途上国シェメッシュ小邦と水源たる大河をめぐって争うこととなった。ルンブラン公国国防の忠節国士隊の将帥であるキドンは、戦地で射手の達人にして眉目秀麗なる青年…

　人間と妖の特性をあわせ持つ『あやし者』という種族が生きる世界。極東の島国である日ノ元においては、絵戸幕府の方針により「あやし者とはことごとく悪である」と法で定められていた。 …

行方不明の作家、石黒敦久が残したのは、百本を超えるカセットテープと「先に行くね」というメッセージだけ。幼馴染のラノベ作家、瀬橋啓志はテープに残された「怖い話」と地図を頼りに捜索を…

戦火の中に転生した少年フィルは、家族も何も持たない戦災孤児だった。 この世界では、10歳で行われる《才印付与の儀式》によって現れる『才印』が人生を左右する。 剣聖、聖女、勇者─…

【プロローグ】 この記事は以前（2010年）に某ブログにて発表させて頂いていたものです。 この小説は当時のブログの題名と記事を改編して公開させて頂きます。 ◇◆◇ 私は主にス…

「生きたい……」 病室でそう願いながら命を落とした少女・天宮結花。 女神の導きにより、彼女は異世界の聖女リアナとして“第二の人生”を授かる。 だが彼女を待っていたのは、“無能聖…

　中原といわれる世界。 　かつてそこには『災厄』が存在していたという。 　『災厄』がどのようなものであったのか？今となっては定かではない。 　ある者は民を苦しめた悪逆の王であった…

人口の3割を占める半神・鬼人・花人。 神になる素質を持つ半神と鬼人は強大な力を得ると引き換えに“食人衝動”に苛まれ、その暴走を抑えられるのは花人の分泌する“蜜”だけである。 だが…

十九の“環”――それは、世界に選ばれし者に刻まれる神の印。 かつて千年前、十九人の神環者が揃った時、世界は救われた。 そして今。 再び十九の光が集う時代。 星宮星牙（せいみや…

小学三年生のユウタが手に取ったのは、父が幼い頃に使っていた旧型の磁気お絵かきボード。レバーを引いても消えない、水色の麦わら帽子の少年の「残像」は、父の過去の罪悪感が残した、拭いき…

神は人に“紋”を与えた。 それは徳を測る印であり、人の生き方を縛る鎖でもあった。 教国サンクトリアの辺境に暮らす少年・セイは、勇者に憧れていた。 だが成人の儀で現れたのは、“忌…

“自分とは何か”を知っていく怪異譚。秘めた力を持つ天然女子高生・珠央。古びた絵巻物を抱えるクールな学園探偵・那由多。二人の出会いが六角町の運命と歴史を大きく揺り動かす。 次々と起…

最年少女性モノノフであるミロノは、来訪者リヒトが来たことにより、自身が勇者の生まれ変わりと親父殿から告げられた。 もちろん眉唾物なので拒否するが、親父殿のしつこさに嫌気がさしてし…

伝説の組織「禍ツ神」最後の生き残りとして、世界を救うため命を捧げた俺は、気づけば異世界で目覚めていた。 記憶は失われ、自分が何者かも分からない。 だが、身体は覚えている――剣を…

　龍王の「番」――それは本能で惹かれ合う魂の片割れ。 　天涯孤独の少女・千世（ちせ）は、引きとられた遠縁の家で番（つがい）の印を持つ幼い少女・美耶（みや）の保護者代わりとして継…

□■□■□■毎週金曜日更新□■□■□■ 【小説情報】 ・王道ハイファンタジー／三人称小説 ・1話あたり約2,500文字（読みやすい長さで定期更新） ・じっくり描く長編ストーリー…

世界アムリトロク—物理を超える世界。 七種族が「ヴァルナ」を操り、五王国に分かれて生きる。 月の神々は見守るだけ。世界を支配するのは地球のAI「カペラ」。 少年ライアン、十二歳。…

泡方櫻、享年11歳。 死後の世界で目覚めた時、彼女には自身の死に関する記憶がなかった。 さよならも言えないまま別れた家族に会いに行くため、現世行きの列車を求めるが乗車券を買うお金…

【PV40000突破！！】とーってもたくさん読んでくれてありがとうございます！！　 　借金のために両親と、大切な妹を失った青年―…アルトフェン・D・クロイセル。 　家族を失っ…

「お客さん、ドラゴンより速く、宿屋より快適に送りますよ。――ただし、別料金ですが」 岡山の個人タクシー運転手・三田馬士郎（58歳）が、愛車「ジャパンタクシー」ごと異世界へ転移！…