「一話完結の短編」を含む小説

「名前、呼ばれたの……私？」 誰も見ていないはずのその背後で、輪が少しだけ広がった気がした。 気づけば、手がほどけない。 夜が明けない。 「ねえ、これ……遊びじゃなかったの？」

傷ついた青年の前に現れた高次存在。 静かな対話のなかで、青年は人の弱さと希望、そして真の自由意志を見つめなおしていく。 光と闇を分かつのは、神か、それとも── 神智学的モチーフと…

一話完結の短いお話です。

僕はみなと、小学四年生さ。 今日もテストは満点。牛乳だって飲めるようになったんだ。 なんでかって？ それは――僕が、タイムリーパーだからさ！ やれやれ、小学校の勉強なんて簡単す…

物語を書くことが認可制になった世界で、物語の代償に自由を失った”僕”が、再び翼を手にするまでの物語。 もっと紹介文を書きたいものの、酔っ払っていて、何も浮かびません。やったね。 …

電子世界に住む月野灯（つきのあかり）は消えた母の手がかりを追い続けていた。ウイルスとして追われながらも、見えない手掛かりを必死に追い続ける灯に待ち受けるものは何か……無数の0を重…

"幽霊が二人"をテーマにした短編小説たちです。 各話に繋がりはほぼありません。 5話で完結予定です。

私は電話が嫌いだ。なぜならば...... 『５分間』のコンテスト参加作品　☆0 ♡0 スタート

　暑い夏の日に、風鈴の音が響く。 　それは、実家に居た頃のある記憶を思い出させた。 　風鈴の女の記憶―― 　初音硝子様の自主企画「【お前らの短編が読みたい】『５分間』のコンテス…

高校生の斎藤葉奈は同じクラスの大和田和真に恋をしている。しかし触れ合いたいとも付き合いたいとも、ましては認知されたいとすら願っていない。ただただ、眺めていれればそれだけで幸せ。趣…

煤けた光属性の男と、光を纏った闇属性の男。 どうしたって終末を迎える、ふたりの話。 俺・紹廸と友人・サクラの男ふたりが、いろいろなシチュエーションでこの世界の終わりを迎える、パ…

サクッと読める短編ホラーを書きました。 残された人が選ぶ結末を、お楽しみください。

　頭が痛くて眠れなかったら、こんなものを書いていました……。 　率直に言って、酷いです……何を考えてるんだと、自分で自分を責めてあげたい。

一瞬だけ満たされて、すぐに冷める。 その繰り返しが、俺の恋愛だった。 「見てほしい」「抱いてほしい」「でも、誰でもいいわけじゃない」 欲望と不安、承認と諦めのあいだで揺れる…

ドラム式洗濯機を買ったんですが、近頃から動かすと、変な音が鳴るんです。その音、よくよく聞いてみると人の声に聞こえるんです。テープを早送りしたみたいな、気味の悪い声。

コンとキツネがなき ジャックがマメノキをのぼる そんなオトギバナシをモチーフにして 今昔の二面からショートショートをつづります。 つつうらうら、つづらのなかで。つづらおりになって。

何か、こわいものってありますか。 大概の人はそんなことを聞かれても、と困った顔をします。 そして考えを巡らし話を始めるのです。

サクッと読める短編ホラーを書きました。 筆が乗っちゃいました。少し長いですが、お楽しみください。

社畜で売れない小説家のジュンは、ある夜、突然UFOにさらわれた。 けど、相手はわりかしフランクな宇宙人。 なので、一瞬で色んな所へ旅をすることに。 体感時間としては小一時間。 …