今回は下読みが感心した「うまいお話」を基準に選ばせていただきました!前回は文章のうまさをテーマにしていたわけですが、じゃあ、うまいお話とはなにかと言いますと、「構成が上手なお話」ということになります。このような作品は見せ場に至る道筋としかけがしっかり作られているので、読んでいる最中もおもしろいのですが、読み終わった後に「ふむ」とうなずいてしまわずにいられない余韻をくれるものです。この余韻——読後感のある作品を書ける方と出逢えることは、読む人間にとっては大きな幸せ。その幸せを分かち合っていただきたく、こちらの5本をおすすめさせていただきますよー。よろしければあなたも、下読み目線でうまさをご確認くださいませ!
簡単にまとめてしまえば上記しましたキャッチ通りの内容なのですが、これって実はすごく「知りたい」情報じゃありませんか?
このカクヨムだってウェブサイトですし、現代人の生活からウェブは切り離せないものになってますし。
本編ではネット系に疎い妹のウェブ的な疑問にフリーでウェブ系の仕事をしているお兄ちゃんが答えるという、実に見覚えのある形式で進みます。
そのとっつきやすさもさることながら、話のタネが私たちの日常でよく直面する問題(スマホの通信制限とか架空請求問題とか)で、それを読みやすい会話劇メインの物語で教えてくれるというすばらしさ!
加えて物語の後にくっつけられた著者さんの捕捉もわかりやすいんですよねぇ。
使うばかりでなかなかシステムのことまで知らないインターネット。
困った事態と直面してしまう前に、こちらを一読してちょっと賢くなっちゃいましょう。
(必読!カクヨムで見つけたおすすめ5作品/文=髙橋 剛)
こちらは島津対龍造寺という、九州の覇権を巡る戦いを描いた物語!
ひと言で言い切ってしまうなら、本格派歴史ロマンです。
まず目を惹かれたのは描写の力強さ。
設定やら人物、状況なんかは実に丹念に書き込まれているんですけれども、
それぞれの情景にまるで太い筆を思いきり叩きつけたみたいな迫力があるんですよね。
そしてこの、著者特有の緊迫感が最大に生かされるのはもちろん戦ですよ。
大がかりな戦闘シーンに欠かせない「流れ」をきちんと描きつつ、見せどころはバシっと決める――
うん、実にかっこいいんです!
逆にそこがしっかりしているからこそ、細かい部分が生きるとも言えます。
このへんのメリハリ、戦争系の作品を書かれている方は参考になりますし、好物にされている方は絶対楽しめるクオリティがあります。
歴史好きの人だけに独占していただくにはもったいない一作です!
(必読!カクヨムで見つけたおすすめ5作品/文=髙橋 剛)