追放。我々が活動しているカクヨムではよく見かけるジャンルの一つである。理不尽な理由で追放され、その後力を得て復讐する。その爽快感がたまらないジャンルである。
ところが、本作で追放された千年エルフ科学者のお姉さん……リゼルカはかなりぶっ飛んでいる。基本的に、周りのモノ全てを研究材料として見ているのだ。スライムから子どものドラゴン、果ては魔王でさえも、彼女にとっては研究対象。彼女にとって、追放など大した問題ではない。むしろ、喜んでいるのではないだろうか。なにせ、『王宮』という外付けの倫理観から解放されたのだから。
チェーンソー片手に、お供の男の子と異世界を旅する彼女。果たして、翼の生えた虎は、何処へ向かうんだ……?