かかり柔道

 高校生の時の私はすごくやんちゃであり、そのやんちゃっぷりがわかるようなエピソードには事欠かない。


 私はあらゆる授業においてギリギリ留年しないラインを維持していた。要するに、馬鹿だったのだ。


 あるときは7m20cmの幅跳びをして陸上部にガチで誘われ、ハードル走でも同じく誘われた。しかし2度目の高校1年生ということもあって、どういう扱いになるのかわからなくて断った。


 またあるときは「補講」という名目で体育・柔道を行うことになった。しっかりと計算していたはずなのに何かミスを犯したのかもしれない。


 テニス部・野球部・何部か分からないが運動部の(バトミントンだったか?)奴が代わる代わる私と対戦するというものだった。どのくらい続くのか不明だったのだが、結果的にそれは3時間ぶっ続けで行われた。


 全勝した。


 私は帰宅部にも関わらず全勝してしまったのだ。ひたすら背負投げ・大腰。今はそんな体力なんてない。


 しかし、これにはさすがの私も参った。めっちゃくちゃに疲れた。死ぬかと思った。


 剣道では「かかり稽古」というかなり疲れる稽古方法があるが……その何十倍も疲れた。全身筋肉痛で酷かった。

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