三種の神器 それは花
告白の松谷
《本編を先にどうぞ!》https://kakuyomu.jp/works/822139843533201794
俺――松谷稟。
実乃里との二人の帰り道を歩いていた。
「ねぇ、松谷好きな人いる?」
「っ!?」
え、ちょ、へ?
ななななに。いるけど、お前だけど!
「い、いるけど……?」
「教えてよ。松谷」
「ええ!?」
教えてよって言われても!
お前だよ??
俺が好きなのは!!!!!
「ね、教えてよ!ぜっったい秘密にするから」
好きな人に好きな人教えるの????
………もしかして、チャンス??
本当は今日さ、告ろうと思ってたんだよ。
だから頑張って、実乃里を誘った。
それで実乃里が俺の好きな人を聞いてくる………。
チャンス、か。
言う、か。
「お前だよ」
「へ?なんて言った?」
おい、がんばって言ったんだから聞いてろよ。
俺はすうっと息を吸うと、叫ぶ。
告白、してやろうじゃないか!!!
「実乃里だよ!安藤実乃里!!……俺、お前の事大好きだっっ!!!」
はあっはあっ……
さっき吸った息がプシューと抜けていく。
言ってしまった。言ってしまった……
余計なことまで、言った気がする。
実乃里がパチパチと瞬きをして「……え?」とつぶやいた。
「え、え、え、ちょっと待って、え!?」
なんか、ゴメン。
アセアセしている実乃里を見て、俺も焦る。
「うああああああああっっ!!!」
「みっ、実乃里?」
急に叫ぶなよ、ビックリしたじゃん!何。どうした!?
「実乃里……?」
「ありがとおおおおおおおお、松谷……ぁ!!!!」
「え、え?」
「つっ、つっ、付き合おう。私たち付き合おう!?」
「ええええ!?」
「嬉しい私めっちゃ嬉しいお願いします松谷大好きです」
「えええええええええええええええええええええええええええええ」
なにいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい????????????
の、脳がバグった!!は???えええええええええええええええええええええええええええええ???????????
やばい、焦るけど、嬉しい………。
気づいたら頬から涙が伝っていった。
「……男が泣くなんて、何やってんだろうな」
涙をぬぐって、実乃里を見る。
「こちらこそ、よろしくお願いします……」
人生、最良の日だ………。
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