第40話



「俺、外で…」


「……」


「…心?」


「……」


「どうした?泣いてんの?」



焦った様子を見せる志摩くんに言われ、慌てて涙を拭った。



泣くつもりなんかこれっぽっちもなかったのに、ポロポロと勝手に出てくる涙。



頭が……お腹が痛くて辛かったのが、少しマシになったからだろうか……。



「わ…ごめん…、」


「そんな痛えの?病院行くか?」


「ち、違くて……」


「……」


「な、なんで泣くのか…」


わたしにも分からない……。


止まらない涙を拭いながら、わたしは笑顔を作った。



「志摩くんが、優しいから……」


「……」


「嬉しくて……」


「…ンな大したこと…」


「ごめん、変だよね」


赤いだろう瞳で笑うと、志摩くんは「いっこ、聞くけど、」と前置きをした。





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