第40話
「俺、外で…」
「……」
「…心?」
「……」
「どうした?泣いてんの?」
焦った様子を見せる志摩くんに言われ、慌てて涙を拭った。
泣くつもりなんかこれっぽっちもなかったのに、ポロポロと勝手に出てくる涙。
頭が……お腹が痛くて辛かったのが、少しマシになったからだろうか……。
「わ…ごめん…、」
「そんな痛えの?病院行くか?」
「ち、違くて……」
「……」
「な、なんで泣くのか…」
わたしにも分からない……。
止まらない涙を拭いながら、わたしは笑顔を作った。
「志摩くんが、優しいから……」
「……」
「嬉しくて……」
「…ンな大したこと…」
「ごめん、変だよね」
赤いだろう瞳で笑うと、志摩くんは「いっこ、聞くけど、」と前置きをした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます