概要
ねねっ、田辺くんのこともっと知りたいから、教えてよっ
「女嫌いの図書局員」。それが、僕──田辺恵太につけられたあだ名だった。過去にあった出来事から、僕は女の子を苦手に感じるようになり、あまり関わりを持とうとはしなくなった。あだ名の効果も相まって、僕に話しかけてくる女子はほとんどいなかった、はずだった。
高2に進級した春。新学期から隣の席になった松井有紀は、誰もが認めるクラスの人気者だ。軽音楽部に所属していて、誰にも分け隔てなく接する快活な性格をしていた。
そんな松井さんは、クラスで最初に登校する僕の次に学校にやって来る。3番目に来る生徒が来るまでの8時ちょうどから8時05分までの5分間、なぜか松井さんは僕に毎日のように話しかけてくる。
次第に松井さんは、朝だけでなく放課後は昼休み、果ては休みの日にまで僕と関わろうとしてくるようになって
高2に進級した春。新学期から隣の席になった松井有紀は、誰もが認めるクラスの人気者だ。軽音楽部に所属していて、誰にも分け隔てなく接する快活な性格をしていた。
そんな松井さんは、クラスで最初に登校する僕の次に学校にやって来る。3番目に来る生徒が来るまでの8時ちょうどから8時05分までの5分間、なぜか松井さんは僕に毎日のように話しかけてくる。
次第に松井さんは、朝だけでなく放課後は昼休み、果ては休みの日にまで僕と関わろうとしてくるようになって
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