第55話 こんなんでもこいつ女だし

「あと、3日待ってくれよ!必ず払うからさ!」


「ダメだな、すぐ払えよ。先月もそうやって踏み倒そうとしたし。」


襟首をつかまれて宙ぶらりんになるトビー


「つーか兄貴、こんなんでもこいつ女だし、チマチマ取り立てるより娼館にぶち込んだ方が早いんじゃねぇか?」


「ちげぇねぇ。こういうちっさいのが好みの奴もいるしな。」


じたばたもがくトビー。


「やめろよ!やめてくれよ!」


「威勢が良い事で。」


次の瞬間、男はトビーの胸元を掴んで地面に投げつけた。ビリッと服が破ける音がしてトビーは地面に転がる。身体が叩きつけられるのと同時に、ちぎれたボタンが地面を転がる。シャツが裂けて大きく胸がはだける。


「ひゃははははは」


男たちの乾いた笑いが路地をこだまする。


「ああああ・・・」


トビーは地面に転がりながらガクガク震える。

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