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  • 橋の下、春を枕にへの応援コメント

    文芸部へのご参加、ありがとうございます。
    全編を通じ、現実と幻想が混ざり合い、色が溶け合い、そして再び形を成していくような、万華鏡のような読書体験をさせていただきました。

    ■ 最後まで読んだ感想
    「橋の下」という日常の裂け目から、灰色の異界へと滑り落ち、再び現実の「春」へと回帰していく構成の妙に惹き込まれました。
    「灰色」を単なる無機質な色としてではなく、可能性を秘めた「白地図」や「自由帳」、あるいは万物の根源として描く視点が非常に独創的です。

    ■ お題「比喩」の活用と技法について
    この作品におけるレトリックは、単なる修飾を超え、世界そのものを変容させる強力な「異化」の力を持っていました。

    五感をハックする「異化」と「直喩」
    「ピザの生地のように押し広げられて、灰色に溶けていく」冒頭の描写から、読者の空間認識は歪められます。「冷たいカフェオレをカイロのように持って」という逆説的な直喩も、感覚の混乱を誘い、異界への入り口として完璧に機能していました。

    「提喩(シネクドキ)」と「デペイズマン」の衝撃
    「ピンクの口紅」や「背広」だけで存在を語る提喩的な表現が、キャラクターを記号化し、シュルレアリスム的な「デペイズマン(異物受胎)」の空気を作っています。特に「翻るカーテンのように灰色の粒子は波打つ」といった、物理法則を無視した組み合わせの描写は、想像の域を超えたビジュアルイメージとして脳内に強い衝撃を与えました。

    「象徴」としての灰色と三原色
    色彩を失った「灰色」の世界を、足りないからこそ「夢が描ける」場所として象徴化させた点に、深い哲学を感じました。無個性に見える都会の「黒い背広」や「アスファルト」を、単なる批判ではなく、再び色を塗るための下地として捉え直す視点は、本作の最も美しい転換点だと感じます。

    ■ 最後に
    「世界よ世界、凍ってしまえ。私よ私、溶けてしまえ。」
    中盤で力強く表れた、この強烈な願いが、春の芽吹きと残酷に混ざり合う。比喩という武器を使い、現実の皮を一枚剥いで見せてくれたような力作でした。
    また、あなたの描く「まだどこでもない場所」の話を聞かせてください。部室でお待ちしております。

    作者からの返信

    とても具体的な感想ありがとうございます。
    まさかこんなに長い感想が頂けるとは…
    励みになります、また機会があれば参加してみたいです

  • 橋の下、春を枕にへの応援コメント

    橋の下という狭くて暗い場所から始まる灰色の世界観に独特の冷たさを感じましたが、カフェオレやペットボトルといった日常的な小道具が異界への入り口として機能しているのが面白いですし、ピンクの口紅をつけた人影との対話や体が灰色に溶けていく描写は不気味でありながらどこか懐かしい手触りがありますね(⁠*⁠´⁠ω⁠`⁠*⁠)現実の街に戻った後の描写でも冬の残滓や桜の色が混ざり合い時間の流れが曖昧になる感覚には引き込まれました笑

    作者からの返信

    読んで頂きありがとうございます。なかなか伝わりにくい内容かなと思っていたので、安心しています。
    感想までありがとうございました!