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概要
名前も知らない『いってらっしゃい』が、人生を支えていた。
二月二十五日の朝。大学二年生の〈私〉は、入試当日の校門前で不安に立ちすくむ受験生に声をかける。二年前、自分も同じ場所で家族や先生の無言の支えに守られていたことを思い出しながら、「怖いまま行けばいい」と背中を押す。その言葉はやがて三月の合格発表の日、涙とともに〈私〉自身へと返ってくる。見えなくても確かに届く応援が、人から人へ受け継がれていく物語。
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