概要
鏡の向こうの君が、こちら側にいた。
聖名(みな)は12歳の頃、夢の中の“鏡の国”で
銀灰の髪にグラスブルーの瞳を持つ少年と出会った。
泡のように消えるピアノを弾くその少年には、名前がなかった。
高校1年の春。
聖名は教室で、夢の少年に似たクラスメイト――律と出会う。
名前を聞いた瞬間、胸の奥で忘れていた記憶が揺れた。
そして音楽室で聴いた律のピアノが、
夢の旋律と重なったとき、
現実と夢の境界が静かにほどけ始める。
銀灰の髪にグラスブルーの瞳を持つ少年と出会った。
泡のように消えるピアノを弾くその少年には、名前がなかった。
高校1年の春。
聖名は教室で、夢の少年に似たクラスメイト――律と出会う。
名前を聞いた瞬間、胸の奥で忘れていた記憶が揺れた。
そして音楽室で聴いた律のピアノが、
夢の旋律と重なったとき、
現実と夢の境界が静かにほどけ始める。