テニスへの深い造詣はもちろん、プレーヤー同士のラブコメテイストが要所に挟まれ、とにかく読み手を飽きさせない読者想いの本作。
テニスのテの字を知らなくてもどんどん引き込まれてしまう魅惑のテニス×ラブコメです。
伝説級の時代テニスラケット『R22』や父親譲りのユニフォームを携え、昭和のレトロ感をまとう都立K高のクラシカルなハンサム主人公・奈良裕。
令和のテニス装備とは一線を画する彼のギャップが持ち味で、インハイ出場を目指す彼には昭和テニスマンの愛称がつくほどでした。
そんな注目を集める彼にはある可能性を秘めているのですが、練習環境に恵まれず宝の持ち腐れとも言える状況でした。
過去のインハイを目指す彼の戦いぶりを瞳に焼きつける一人の美少女。将来の可能性をいち早く見出し、コーチを買って出るテニスの妖精が現れます。
彼女の名は吉崎杏佳。本作のヒロイン。
美しい容姿で目のやり場に困るほど魅力的な彼女はツンデレよろしくのお嬢様でありながら、両親公認の追い風も受けて裕に急接近します。
裕と杏佳のお約束のイチャイチャ振りがもれなくついてくる王道ラブコメ。
これにはさすがの理性もお役御免か、次第に高まる熱量たるや、テニスの激戦で魅せるサーティーラブやフォーティーラブの臨場感をも超える没入感を味わえることでしょう。
これぞラブコメ。
虚勢を張らないでください。
素直にドキドキするのです。
読了後から思い返せば、この二人が出会いが運命的でした。
すべてはここから始まったと言っても過言ではありません。
本作では各章末に様々な番外編IF話が盛り込まれているのも特徴で、作者様がこの作品に注いできた愛情の強さはテニスコートに映える青天井を思わせます。
人生は選択の連続ですよね。
もしあの時、裕と杏佳が出会わなかったら?というアナザーケースを一つとっても、また別のストーリーが花ひらいては巡り合う構成に温かな縁を感じるかもしれません。
これこそ人間ドラマの境地。
ひとつひとつの場面が淀みなく丁寧に描かれ、流れるようにそして鮮やかに、瞳を閉じたあとも脳裏を走り抜けていきます。
そして迎えるテニス人生を賭けた熱き闘志。
清く澄んだ清々しいまでのスポーツマンシップ。
よきライバル・W実業高校の手塚真司。
令和最強テニスプレーヤーと謳われるラスボス・小武海明。
立ちはだかる難敵との逆境に対峙し、果敢に攻め立てる裕の英姿に、多くの読者が胸を熱くすることでしょう。
無名の新人昭和最強v.s.無敵を誇る令和最強――
最強バトルがついに幕を切る。
最後の最後まで目が離せない。
時代錯誤に揺れるテニスも、
煩悩に抗うラブコメも熱い。
縁もゆかりも、すべては必然で繋がっているかのような心に染み入る人間ドラマ。
大きな飛躍を遂げようと今――裕の成長をヒロイン杏佳と、そしてかけがえのない仲間たちとともに見届けたくなる。
この体感はここでしか味わえません。
ぜひご堪能ください。
【レビューコンテスト応募】
令和の高校テニス界に現れた、昭和スタイルのサーブ&ボレー男。
そこへ舞い降りるのは、強くて可愛い「テニスの妖精」。
テニスの成長物語であり、青春ラブコメであり、部活ものとしても熱い作品です。
第六章まで読了しました。
主人公の裕は、とにかく規格外です。
長身から放たれるサーブ、クラシカルなウェア、現代テニスとは少し違うプレースタイル。
読み進めるうちに、読者もどんどん彼のファンになっていきます。
不器用だけど素直で、優しくて、勝負になると眩しい。
そんな裕の魅力が、試合を重ねるごとに増していきます。
そしてヒロイン杏佳ちゃんも魅力的。
可愛いだけではなく、テニスの実力も知識もあり、コーチとして裕をぐいぐい成長させていく存在。
厳しいのに面倒見がよく、勝負には本気で、でも恋愛になると急に可愛くなる。そのギャップがたまりません。
テニス描写はかなり本格的だと思います。
作者様がテニス経験者だからこそ書ける、サーブ、リターン、ボレー、戦術の駆け引きがしっかりあります。
専門的すぎて置いていかれる感じはなく、自分のような素人にも分かりやすいように会話や試合の流れの中で自然に説明してくれます。
テニスに詳しくなくても、「今、何がすごいのか」「どうしてこの一球が大事なのか」が伝わってくるのがすごいです。
本当にありがたいことです。
第六章まで来ると、裕と杏佳が積み上げてきたものが大きな結果につながり、読んでいてとても気持ちいいです。
スポーツものの熱さ、ラブコメの甘さ、昭和テニスへの愛が詰まった……テニスを知らない方にも、ぜひ読んでみてほしい青春小説です。
ラブコメ部分とスポーツ部分、どちらもクオリティの高い小説です。
主人公は190センチを優に越えるという恵体の奈良裕。弱小のテニス部でキャプテンをしている彼は伸び悩んでいましたが、吉崎杏佳という美人のコーチに出会ったことで、その才能を開花させていく……というストーリーです。
テニスのシーンは詳細に描かれて情景がしっかりと浮かんでいますが、説明がくどくなく、テンポ感を損なっていません。
また、いいバランスでラブコメシーンが入るので、読んでいて飽きなかったです。
ところどころで、ヒロインの視点で物語が描かれるので、男女両方の心情を把握しながら読めるところもいいと思いました。
私はテニスの経験が全くないのですが、そんな私でも楽しめる作品でした。
【レビューコンテスト応募】
テニスのスキルを磨いて、オマケに恋愛も成就させたい。そんな一石二鳥が叶うまるで小説のような(いや、小説ですが)スポーツラブコメです♪
物語はダブル主演?の形式で展開する。
高校生テニスプレイヤーの裕(ユウ)の試合を観戦して、そのプレーに素質と才能を感じ、またその容姿に魅了された杏佳(キョウカ)が、鬼コーチとなって裕を鍛え上げ、インハイを目指す。
作者は、今はマッチョ弁護士だが、昔かなり打ち込んだテニスプレイヤーだったらしく、試合の様子は細かく描かれ臨場感あふれている。
そして、昭和チックな装いと道具を裕に使わせているのも、昭和世代の我々の共感とノスタルジーを想起させる。昭和〜平成を中心にテニス界に君臨した数々のプロテニスプレイヤーの名前などにも懐かしい思い出が蘇る。
白熱した試合の描写の後にくる、二人のイチャイチャは、最初は初々しく、時には大胆に、最後にはもちろん‥‥
ここで発揮されるオンナゴコロの鋭い描写力は作者の得意分野である。
20万字を超える長編のようだが、それを感じさせない軽くノリのいいリズム感であっという間にエピローグまで来た。
テニス用語がわからなくても大丈夫。そんな人はラブコメ中心に楽しめば良い。
心からおススメします!
【レビューコンテスト応募】
青春や甘酸っぱさというものを濃厚に味わえる作品でした。
主人公の裕はいまいち結果を出し切れないテニス少年。しかし、彼の才能を見初めた杏香による指導を受けて、その日から着実に実力を高めていくことになります。
そして、同時に接近していく二人の関係性。
杏香の距離の縮め方が、なんとも男心を絶妙に狂わせてくれるような、そんな「青春の美味しさ」を堪能させてくれるものになるのですね。
彼女は裕が当然抱くことになるであろう「男の欲望」を否定するようなことはしない。でも一方で、それを全面的に受け入れて裕を溺れさせるようなことはしない。
いい感じにお預けをしつつ、いい感じにちょっと叶えてくれるようなことをする。
その結果、「もうちょっと頑張ってみれば、この彼女ともっといい感じの状態になるのでは?」と、目の前にちらちらと「大人への階段」がちらつくようになります。
これはもう強烈に、脳内にはオキシトシンが溢れ、同時にテストステロンの分泌もさかんになり、肉体は急激な成長を迎えられることになるかもしれない。
そんな風に裕の日常はどんどん充実し、「目標」と「パートナー」を得ることによって着実にステップアップしてくれることになります。
「夢を叶えるまでは我慢」ばかりのストイックではなく、「しっかりと幸せな過程」を経ながら実力を高めていける。まさに理想の青春。
裕と杏香の恋愛模様。そして立ちはだかる才能の壁や、それでも前に進もうとする熱血展開。
甘酸っぱさいっぱいのスポ根とラブコメが味わえる、とても充実した一作です。
【レビューコンテスト応募】
埋もれた天才が、「その人」と出会ったその瞬間から、この物語は爆発的に動き出します。
本作の魅力は、何と言っても主人公・奈良裕の圧倒的な才能と、それを信じ抜く「その人」である杏佳の存在です。
努力か才能か。情熱か執念か。
2人はそんな王道のテーマに真正面から真剣勝負を挑みます。テニスプレイヤーでもある作者様が描くテニスの試合描写は熱く、勝負の緊張感に思わず拳を握りしめてしまうほどです。
その一方で、二人の距離感には甘酸っぱい青い春の香りがあり、読者を一気にイチャラブの世界へ誘います。緊張感と弛緩、ハラハラドキドキとお預けを行ったり来たりする2人が確実に気になりすぎてしまいます。
結果的に読者は、次から次へと画面をスクロールしてしまうはずです。(主人公のテニスウェアらしく昭和的に言うならページをめくる手が止まらない、でしょうか?)
スポーツ小説が好きな人はもちろん、「最近、夢中になれる作品に出会えていない」という方こそ読んでほしい一作だと思います。
気づけばあなたは、奈良裕の次の一球を、そして2人の恋の行方を追いかけているはずです。
もちろん、私も。
そして【レビューコンテスト応募】しちゃいます。
この作品を応援する意味を込めて。
インハイ出場者・杏佳の視点から始まる物語が、没入感アリです!
女性プレイヤー目線で、主人公・奈良裕の試合を観察していく形。
奈良裕は、"伝説級の昭和ラケット"を使い、シャツをインした短パン。
そんなダサい装備。(なお、長身イ〇メン)
でもテニスやってると「こういう変なこだわりの人いたな……」とか、
格好も含め、 妙に納得できる違和感があります(笑)
プレイスタイルも今どきと違って、
"昭和のサーブ&ボレーの亡霊"みたいな感じ。
理屈では弱そうなのに、サーブだけで試合をぶっ壊していく。
杏佳の視点がいい感じで、ただの観客じゃなくて「ちゃんとわかる側」なのがいいです。
その分、奈良裕の異常さが少しずつ見えてくるのも面白いところ。
テニス描写は緻密な部分もありますが、
構図やキャラの動きのビジュアルがハッキリしているので、
未経験者でも追いやすいのかなと思います。
ちょっと❤なスポーツ漫画的な感じです!
羨ましいぞ、裕!🐱w
全体としては、くすりと笑えて恋愛色強め。
テニス描写も熱い。
作者様の構想的には「美人師匠に鍛えられて覚醒して無双する王道もの」とのことなので、 そこも含めて今後かなり楽しみです!🐱