時は明治。水利を分かち合う三つの村があり、それぞれ水にまつわる虫の神様を祀っていた。
三柱の神様のうちの一柱「ミズチ様」に嫁ぐことになった人柱の滝乃。迷信嫌いで、くだらないしきたりは壊してやりたいと思っている新しい考えの持ち主。
そんな滝乃を帝都に連れて行ってくれると言う菊一。ところが、他の社に異変が起こり、ミズチ様の秘密や滝乃の過去が次第に明かされてゆく。水神の花嫁としての責任もある中で、菊一と帝都に行くか、ミズチ様の花嫁として生きていくのか。
滝乃は大きな決断を迫られます。
作者様のヒロイン像は心が透明になるような清らかさがあるのですが、時々びっくりするほど大胆な行動に出たりして、そのギャップがとても素敵です。古風と新しさと両方持っている感じですね。
そして光と闇の間で揺れ動く心。でも、光の世界が全て良いものと言うわけじゃないし、闇の中にも美しさや心地よさがある。どちらを選んでも良いし、どちらが正しいと言うわけでもない。
作者様の作品を読むと、いつも考えさせられます。
あなたはどちらの世界を選びますか?
面白い作品なので、ぜひ読んでみてください!