【未明の舞踏会】

 湯を浴み 正装に着替えさせられ

化粧をされた俺は 見違えるほど美しくなった

西の応接室で紅茶を飲んでいると

先程の執事が迎えに来て 俺を大広間へと誘った



 どうやら今宵は舞踏会が行われるらしい……

しかも こんな未明の時間に

舞踏会に出たことのない俺が勝手がわからず

おろおろしていると 美しい娘が誘って来た



『ダンスはわからないんだよ』と及び腰で言う

すると ブロンド髮の美しい娘は 『大丈夫』

気が付けば 俺の身体は勝手に踊りだし

知り合ったばかりの美女たちと華麗なステップを踏んだ……



 悲しさを忘れるほど 華麗に 優雅に

激しく踊った俺は 舞踏会の後の晩餐会に出た



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