春が来る前の停留所への応援コメント
十代の、あの曖昧で判然としない社会からの孤立感を見事に実在させています。それを単に寂しいや哀しいなぞの独白ではなく、そこにある現実を丁寧に積み重ね、行間が多くを語った作品でした。
本作の魅力を分析するに。
なによりも一つ。
少女の気分でエモさなりの情緒を演出する事が出来ますが、そこをぐっと堪え『少女がどう考えようと変わらない現実』を確りと語った事が素晴らしい。
飾り立てるのではなく、変わらない現実、解像度を上げる事を一番に描写した。それが本作の要点です。
これにより『停留所』『広告』『列車』がメタファーとして機能しています。
Show, Don't Tell
説明するな、描写せよ
見事に体現した短編です。
少女の体温、どんなに願おうと移ろう時間、そこには不安と期待があって唇をきゅっと結ぶような躊躇いがありました。
届いていますよ。
『純文学』と胸を張ってタグ付けしてくださいませ。
作者からの返信
ご感想ありがとうございます。
少女の情緒に寄り添うのではなく、どう思おうと止まらない時間を描きたい、という思いで書きました。その部分を的確に掬い上げてくださり、嬉しく思います。
停留所や広告、列車が自然と意味を帯びていたなら、それは読者の想像力が作品を完成させてくださったからだと思います。
丁寧に読んでくださったこと、心より感謝いたします。
レビューもいただきありがとうございます〜!
春が来る前の停留所への応援コメント
線路と進路のお話。
細い線のような。
けれどまっすぐとした
強い文章。
おもしろかったです。