第34話 三人組のドッキリ

 今日も案件は無い。


 暇を持て余した三人組はドッキリを思いつく。


「廊下に糸張って音が成る仕組みだ!」


「よくあるヤツですね」


「でも……そんな物に引っ掛かったら、皆……キレない?」


「こんなショボいトラップでキレないだろ〜」


 早速、仕掛けるとカラン……と静かに音がした。


「しめた!」


「誰か掛かりましたね!」


 その主はアリスだった。


「あら、皆さんどうしましたか?」


「いやドッキリを……」


「さっきのヤツですね。てっきり手榴弾と繋がってると思いました」


 アリスの手にはサバイバルナイフが握られて居た。


「イヤイヤ!ドッキリで手榴弾なんか使わないですよ!」


「じゃあ、私もドッキリしますね」


「はい?」


 三人は整列させられ壁に立たされるとアリスが何やら装置を仕掛ける。


「アリスさん、それは一体?」


「指向性モーションセンサー地雷です。動いた瞬間に作動します」


 三人組は全力で首を振ったがアリスは許さない。


「では始め……」


 三人組は動かない。いや、動けない。


 時間だけが過ぎて行く。


 そんな時、救世主が現れた。


「ただいま〜アリス!飯!」


「あらあら、今回は運が良かったですね」


 アリスが地雷を処理すると三人組は地面に突っ伏した。


「アリスさんが一番怖いかも知れん」


「なんで、あんな品物を……」


「殴られるよりも燃やされるよりも動けない事が、こんなにも恐ろしいとは……」


「アンタ達、邪魔よ」


「へブシッ!」


 珠子に、ゴミでも退かす用に蹴られる。


 珠子はチョコバーを齧りながら、何時ものソファに座った。

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