タイムマシン卒業アルバム~一番輝いていた頃のあの子もその子も自由に呼び出せる卒業アルバムを手に入れた~
かくろう
★ポニテ幼馴染み 雛谷小糸
第1話 雛谷小糸 1回目 その1
――――――ゴトンッ
何気ない日曜日の昼下がり。
たまの休みなんだから一日中家から出ないでゴロゴロして、そろそろデリバリーでも呼んで一発抜いてやろうかと思っていた、そんな折。
この俺、【吉川 健吾】の日常を劇的に変化させる物が届いたのは唐突な出来事だった。
「なんだ? 郵便?」
築何十年になるかという古い安アパート。
二階建て6部屋しかない今時あまりない形式の建物だが、土地的に人気がないのか何なのか、先月最後の住人が退去して以降は俺しか残っていない。
そんな場所だった。
面倒くささを押しのけてのっそりと体を起こし、郵便受けに落とされた分厚い封筒を手に取る。
「なんだこりゃ?」
開けてみると、そこに入っていたのは分厚くて茶色の表紙にタイトルのみというシンプルな構造。
というかその表紙には見覚えがあった。
シンプルに表紙に刻まれた【卒業アルバム】の文字がその記憶を補完してくれる。
「なんで卒アルがポストに?」
気になって玄関の外を見てみたが、当然ながら既に誰もいなかった。
「一体誰が……なんでわざわざポストに卒アルなんか投げ込んだんだ?」
疑問に思うのもバカバカしくなりゴミ箱に捨ててやろうかと思ったが、そいつが自分が卒業した学園の表紙と同じものだと気が付いてめくってみる。
「ぎょっ⁉ な、なにこれ……」
だがそこで普通の卒アルではない事に気が付く。
「タイムマシン卒業アルバム……。ははっ、なんの冗談だ?」
どっかの馬鹿AV会社が企画ものの小道具を置きに来たのか?
そんな馬鹿なと思いつつ次のページをめくる。
「な、なんか凝ってるな」
そこに書いてある内容に少しだけ感心する。悪戯にしては中々作りが凝っていたからだ。
簡素なデジタルコードとホームページアドレスのみが記載され、スマホで読み取る事でアクセスできることが分かる。
「なになに……。〇〇学園第〇〇期卒業生……ってこれ、俺の母校じゃないか。ったく、誰の悪戯だ?」
こんなものを用意したってことは、同級生の悪戯か?
アクセスした途端にネットに馬鹿面が晒されるとかだったらマジで笑えねぇぞ。
「まあいいか。今更失ったって怖いものなんかない」
三流企業の窓際社員36歳。
それが今の俺の肩書きだ。大した面白みがないから会社クビになってもそこまで怖くない。
いざとなりゃ日本は失業保険や生活保護って最終手段がある。まあ縛りがきついらしいけど働くよりはマシだろう。
それもダメならバイトで食いつなげば良い。
独身、彼女無し。給料は安い。これといった趣味もないので金はあるが使い道が限られている。
そんな人生だ。いつ終わったって構うもんか。
「っと、そんな事はどうでもいい。なになに? この卒業アルバムは、正式名称【タイムマシン卒業アルバム】です。ご指名の女の子を好きな時期から連れてくることができます……」
読み進めていき、その頭の悪い内容に目眩がするものの、段々と面白さが勝ってくる。
だいたい書いてあることをまとめるとこんな感じだ。
・最初はノーマル会員です
・呼べる女の子は1回につき1人 (ノーマルランク)
・あなたがイメージする一番輝いていた時期のキャストを指名することができます
・スマホの読み取り機能を使い、女の子の顔写真を読み取ると指名完了です
・ご利用回数に応じて無料オプション追加
・基本プレイ【ディープキス】【愛撫】【密着プレイ】など
・ランクが上がると受けられるサービスと1回に呼べる人数がアップします
「なるほど。手が込んでいるだけあって本格的だな」
次のページをめくってみる。
「うおっ⁉ ほ、本当に俺の学園の……しかも俺の卒アルじゃんか」
そこに映っていたのはどれもこれも見覚えのある顔ばかり。
クラスのアイドル、陽キャのギャル、そして幼馴染みのアイツ。
普通の卒アルと違うのは本来写っている筈の男子学生の姿がどこにもなく、女子生徒のみで構成されている事。
「ゴクリ……ま、マジなのか……いやいやそんな馬鹿な」
普通なら一笑に付してゴミ箱行きだ。
だがなんとも言えず逆らいがたい魅力がある。もうここまで来たらやってみるしかない。
俺はスマホを手に取り、デジタル読み込み機能を起動させて顔写真に向けてみる。
目的のキャストに照準を合わせて決定ボタンを押し、画面を見やると【指名完了】の文字が浮かび上がっていた。
「ほ、本当なのか……」
かくして、その答えはほんの10分後に示された。
――――ピンポーン
「き、来た……。本当に来たのか?」
古いアパート特有のけたたましい音量のインターホンが鳴り、扉の向こう側に人の気配が現われる。
心臓を高鳴らせながら立ち上がり、扉を開いてみると……。
「ご指名ありがとうございます♡
そこに立っていたのは、間違いなく幼馴染みの女の子【
しかも通っていた学園の制服。
同級生なのだから当然ながら36歳で今も生きている筈なのに、その姿はどう見ても制服の似合う学園生の瑞々しいあの頃のアイツそのままだった。
「こ、小糸……本当に来た」
「あ、ゴー君久しぶり。もしかしてお店初めて? 私を指名してくれて嬉しいな♡」
そのままだ。あの頃の純真無垢で癒やし系だったアイツの笑顔そのままだった。
あの頃の、一番輝いていた頃の幼馴染みの姿そのままの女の子がやってきた事実に、俺の興奮は最高潮に達していた。
――――――
※後書き※
超絶危険な内容なのでいつ消されるか分かりませぬ。
しかーし、私の投稿物はわりかしそんなんばっかりなので、今回もイケるところまでイキます
※本作は完結済みの大人版を全年齢に修正したものです。なのでカクヨムでご覧になる場合は、女の子達とのイチャイチャを楽しんでください。
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