出会い④【メアリー視点】

「いい加減にしろよ!」


どんどん話が進んでいくことに苛立ち声を荒げてしまった。


トニーとウェインは驚いた表情でこちらを見ている。


いやいや、驚いてるのはこっちの方だよ?

勝手に一緒に旅をすることになり始めているし、

何で保安官なんかと一緒に旅な…んか…



…いや待てよ。


これまで一人で行動して大変だったのは言うまでもない。私のボディーガードとしても使えるか?

それどころか賞金稼ぎも手伝わせる事が出来る。

これまでは一人で捕まえられない相手の時は、金を払って仲間を雇っていたが、コイツならタダで使えるんじゃないか。


野宿の時も、野盗や肉食動物に気を張りながら寝ていたが、コイツに見張らせておけば私はぐっすり眠れるかもしれない。



机をダン!と叩き手を伸ばした。


「保安官!よろしく!一緒に行こう!」

『ぁ。ああ!』


突然私の意見が変わったので少し驚いていたようだが、トニーは笑顔で手を握り返し固い握手を交わした。

その後ろでウェインは心配そうな顔でこちらを見つめている。


ほんとならコイツも連れて行きたいが、保安官リーダーの仕事を頼まれたばかりだから動かないだろうな。

少し落ち着いたら引き入れることにするか…



その後、保安官バッジを外したトニーはウェインの手へそれを渡した。


『俺がいつか気が変わってまた保安官をやりたくなる時までこれを預かってほしい』


ウェインは泣きじゃくってたけど、他の保安官達の同意もなんとか得ることができ、共に保安官事務所を後にした。

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