その『道具』を使いこなすには、人類には更なる進化が必要だ

 スマホ、本当に大きいよね、というのは常々思わされますね。

 いわゆるガラケーの時代には簡単にポケットとかにも入ったのに、スマホは持ち歩く時にもちょっと色々気を遣うようにも。
 果たしてこれは、「現代人の手のサイズに合っているものなのか?」という疑問すら抱くレベルに。

 本作の主人公も同じように「スマホが大きくなり過ぎて使いづらくなっている」ことに悩んでいます。
 そしてスマホが大きくなり過ぎると、今度は足などで踏むのでは、なんて想像を繰り広げるようにも。

 ……それはそれで楽しい。

 作中で出てくる「未来のスマホの可能性」とか、「それに合わせて変化する人間の方の話」とかのイメージがとにかく楽しいです。

 そして後半で出てくる「まさか」な展開。スマホの大きさについての話をしていたと思ったら、思わぬ未来のヴィジョンに到達するように。

 でも、これはありうる未来かもしれない。文明が発達すれば、将来的に人類は頭だけが大きくなって体が小型化するのかも、なんて以前はグレイ型宇宙人みたいなイメージ予想をされていたこともありました。

 でも、道具がどんどん大きくなれば、体を小型化している余裕なんてないかもしれない。
 そんな「進化の可能性」を思わぬ形で提示する、とても楽しい作品でした。