第三章 共鳴という現象
では、「この宇宙が複数の世界の一部ずつが重なり合ったもの」だとしたら、次に浮かぶ疑問はこうだ。
それは、どうやって重なり合ったのか。
私は、この問いに対して、「それぞれの世界が共鳴し合った」と考えている。
そして、その共鳴によって「ビッグバン」が発生したのではないかと。
ビッグバンは自然現象であり、自然現象によってこの宇宙が誕生したということ。
そのため、この世界における神とは、何か一つの意志を持った個の存在というよりも、「宇宙そのもの」と捉えることが自然なのかもしれないと思う。
次に、「共鳴」という現象について考えてみる。
共鳴とは、同じ性質を持つもの同士が、自然と反応し合うことを指す。
響き合い、増幅することでエネルギーが生まれ、そのエネルギーがまた共鳴し合う。
もし共鳴しないもの同士が無理に同じ世界にいると、反発し合い、摩擦が生まれる。
だが、それもまたエネルギーとなる。
共鳴するもしないも、また、自然現象なのである。
そして、小さな共鳴が連鎖し、それが広がっていった結果が、今のこの世界なのかもしれないと思うのだ。
ゆえに、この広い宇宙にあるたった一つの小さな惑星に、ありとあらゆるものが詰め込まれたカオスで、さらにその混沌とした世界の中で、人と人や、人と何かが惹かれ合う理由なども、この「共鳴」という現象で説明できるのではないか――と考えている。
だとすると、共鳴という現象そのものよりも、「何が共鳴しているのか」を考える必要がある。
現象が起きる以上、必ず「何か」が共鳴しているはずだ。
世界と世界、神々と神々、人と人。
それらを隔てるものの正体は何で、それらを繋いでいるものは、いったい何なのか。
次は、「共鳴しているものの正体」について考えてみた仮則である。
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