ビー玉
☒☒☒
第1話
小学生の頃、となりのクラスに占いができる子がいた。
その子の占いは当たるって評判だった。
そこで私はその子に占いのやり方を教えてもらおうと思った。
すると、その子は占いのどうぐに水晶が必要だと言った。
その子に言われるまま材料を集めた。
神社の境内に咲くアジサイの花びらに、縁日で一番怖い店のラムネ瓶、百年以上前の紙。
そんなインチキっぽいと同時にどことなく魔法が使えそうなものを集めた。
そして、その子はいうのだ。
これを鍋で煮詰めてとろとろにして、固めて水晶にするようにって。
私はそんなことできるわけがないといった。
だって、ガラスはとても高い温度じゃないと溶けない。
家で鍋にいれて火にかけたぐらいじゃ溶けないのだ。
それを指摘してからあの子の占いは当たらなくなった。
一時期は占いが当たらないのはあんたのせいだと責められたりした。
一体彼女は何を私にやらせようとしていたのだろう。
それとも彼女の占いの力はインチキを教えるという邪な気持ちで消えてしまったのだろうか。
私には知る由もない。
ビー玉 ☒☒☒ @kakuyomu7
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