エネルギーよ、ただ在れ。

インターネット・セラフィム

あの日抱いた原始子宮の追憶。



アスファルトに潰れたハトの心臓は、どんな生物よりも「生きていた」。

 


人口の鉄板に轢かれた「不純物」だと皆は思う。


 

そんな「醜い名前」を付けたくなかった。

 



エネルギーをこんな意図せずに勝手に微分され、積分を迎えた。



 

それについて、誰も問わない。

 

この不在の欲望が、何よりも怖かった。



 

倫理の死は、欲望と共犯にされてしまうのか。                    私の心は、人間関係の「自然による共犯」から「模倣」していると知った。



 

その時から、言葉にならない「言葉」を自己欺瞞の為に使い尽くす。

 

その饕餮なまでの「暴力的貪欲さ」に切り裂かれた時の、「生死の興奮」に、

 

私の心は絶唱とも癒える程の鮮烈なまでの「拒絶という血」を浴びたような気がした。



 

この「知」は、痛みという名の「暖かさ」であった。

 


 

だがその血は誰かの心を自殺に追い込む。




では、その血族を鋭利な物理に書き換えてしまえば…。



誰かを「保存則による死」に追いやることが出来るのだろうか?



この醜い底を持つ漸近線における希望的観測。それは、「構造」を捨てないという、透過的な殺意にも似た愛なのだろうか。




名前は、個人の最小構造だ。




この名前が溶けた時、それは一つの点のように重心がまばらになる。


それもまた、自然の畏怖を借りた共犯とも言うべき「記録」なのだろう。




物理的な測量の暴力。




それは最も宇宙が赦した積分の昇華なのだとすれば、


そこに「倫理」や「悪意」すらもない、「座標」があるのだということを、


確かな手触りで知る、「恐ろしさ」なのかもしれない…。

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