まるでラブレター

俺の下駄箱に手紙が入っていた。

読んでみるとラブレターだった。


田中君へ


お久しぶりです。

以前、同じクラスだった山田A子です。

名前を聞いて思い出してくれましたか?

私、気絶しそうな程あなたが好きです。

どうか反対しないでください。

田中君のなに気ない言動ひとつひとつに

ときめく私を許してください。

あなたのやさしさも笑顔もすごく好きです。

私の想いは、本気なんです!

放課後、屋上でお会いしたいです。来てください。待っています。


え?山田A子?

小学生の頃、同じクラスだった凄くキレイな女子だ。

素直に好きだと言えずにいじめていたこともあったが、俺も昔からA子が好きだった。まさか両想いだったなんて!

俺は嬉しさのあまり友達にラブレターを見せた。

「行かない方がいい」と言われたが、こいつはいつも想像の斜め上な行動をする変なヤツだし、自分がモテないから嫉妬してるんだろ。

「本当の意味に気付け!横じゃない、斜め上から!」とか

訳の分からないことを言っていたが、斜め上なのはお前だろ(笑)

無視だ無視。


放課後、俺は屋上へ向かった。

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