あなたの自信作は読まれていますか?

天代皋ゆかり

自分以外の作品を読まれているでしょうか

 数年ぶりにふらっとこの界隈に戻ってきました。

 私も久しぶりに小説を書いてみようと思い、五年ほど前から構想を練っていた(放置していた)設定で、投稿を始めてみました。


 テンプレもので、異世界ファンタジー。

 まあこんな設定だったら誰かしらは読むやろ。


 ……はい、初日のPVはゼロです。


 衝撃を受けました。


 いえね、過去に投稿していた作品も別にバズっていた訳でもなく、底辺作家としてのらりくらり『読者のことを考えない自分よがりな物を投稿していても』、それなりのPVは間違いなく稼げていたんです。


 評価やフォローは兎も角として、

 そんな稚拙な作品でさえ、間違いなく


 ですが今はどうでしょう?

 

 数年前と比べると、ジャンルの飽和や設定の飽和。

 何をとっても新鮮味のないものばかり。


 なのに、筆者(作品)は増えている……? 


 とても酷い言い方をします。

 この界隈、あまりにもゴミが増えすぎました。


 そしてゴミで溢れかえった結果、読者はスコップするのが億劫になるのです。


 タイトルやあらすじを見て、

「ああこれ、面白そうだけど既視感あるな……作者だれだろう? ……知らんな」


 素人の物を見ても、大した出来ではないからどうせつまらん……。


 じゃあ、個性の尖ったもの?

 いやいや、見ないよ。誰が読むんそんな設定?(笑)


 ……こんなことを言われて、今の飽和した時代。底辺が成り上がるのって不可能だと思いません?


 結果、ありふれた駄作が量産→なら名の知れた方で、同じ設定の作品を読もう。


 そうやって今の最低最悪な支配構造を作り上げたまま、放置したWeb小説界隈の汚点が、上位帯の方々の作品だと思ってます。←(これは言いすぎかも知れない)


 じゃあ名の知れた作者様の肝心の内容は……? 

 ん? え、それ底辺側と何ら変わらんくね?


 ……なるほど、作者名で評価されているのか!


 彼らの作品は面白いと思いますか?

 斬新な設定は少ないにしろ、やはり物語の作り方は非常に上手い。のめり込むのは間違いありません。


 ――なのに、なんか違う……?

 この作品、何でこんなに評価されているんだろう。


 そんな疑問が湧いて仕方がない。


 時代が変わった、そう言われればおしまいです。

 一度当たった作家を使い、読み続けるほうが無駄な労力を使わないですし……。


 だからまあ底辺がサルベージされるのは、宝くじにでも当たるのようなもの。読んでくれるはずの今の読者に全く期待はしていない……。



 ――ならば何処に、期待をする?



 そんなの当然、ゴキブリみたいに増え続けた底辺作者側しかないでしょう。

 

 底辺のくせに妙なプライドで、他作品がのし上がるが許せない――だから評価もフォローもしないよ。だけど俺の作品は見ろ!!


 ……ゴミか? 何言ってんだお前。


 自分で作品を作るようになって分かるはずです。

 書いたからには反応が欲しいと……なのに、自分からは受け身で感想や評価を来るのを待つばかり。


 中にはこんな方もいます。

 澄ました顔で「いやこれ、自分は読まれる為に書いてないんですよ」とか「ただの趣味なんで、感想とか評価もいらないです」みたいなことを言うのはやめましょう。


 かなり恥ずかしいです。


 こうやってネットの投稿サイトに出しゃばってる以上、誰もが承認欲求のモンスターだと思われても仕方ないですよ? 自分の趣味なら投稿しないで、メモ帳といつまでもにらめっこしてればいいのですからね。


 他人の書いた作品を、読みも評価もフォローさえしない、底辺作家のあなた。たかだかあなた一人程度の評価で底辺の作家はのし上がりません。


 あなたは評価されて、のし上がれましたか??


 むしろ互いに評価し合う方が、モチベーションの維持にも繋がりますし、上位帯を引き摺り下ろすための原動力になり得ると私は考えているのですが……どうでしょう?


「自分の作品で手一杯、書いてる方が楽しいからいいや」


 と、お考えの方。

 ええ、読まれて、評価されているならいいのです。

 そんな人は底辺にいるべき人間ではなく、天上人に届きうる才能の持ち主でしょうから、頑張ってください。


 ――でも、そうではない作家の方々。 


 自主企画に作品ぶん投げるだけで、自分からは動かずに「読め!」を強要する筆者様へ伝えたいことがあります。


「まずはお前から読め!」


 底辺だから読んでもらえないことを自覚しましょう。

 作品を綴る側こそ、お隣さんを覗いて「このひと、頑張ってるな……俺も頑張るか」みたいな気持ちになれれば皆がハッピーです。


 その与えた分だけ評価もコメントも、いつか自分に返ってきますから……。


 おわりに、

 色々長ったらしく書きましたが、自分の言いたいことは簡単です。同じく底で頑張っている作家さんを、自分の為にも応援してあげましょう。


 あなた一人のレビューは大した効力を持ちません。


 清き一票を入れてあげてください。

 自分がして貰って嬉しいことは、相手にもしてあげましょうね。


 ここまで読んで下さりありがとうございました。

 打倒天上界――お互いに執筆、頑張りましょうね!

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