待合室
紺乃緋霞
第1話
ここは待合室。
何かを待っている人達が待つ場所。
そう聞いた。
私はどうしてここにいるのだろう。
みんな顔が暗い。
「×××」
一人、待合室の外から誰かに声をかける人がいる。
待合室の中の一人が立ち上がる。
その人は待合室を出て、声をかけた人の元へ行く。
なるほど。
ここは誰かの迎えを待つ場所なのか。
一人、また一人と迎えが来る。
ポツンと、私ともう一人が残った。
「待ち人がいるのはいいことねぇ」
その人は徐に口を開いた。
「あんたも、迎えが来るのかい?」
どうだろうか。
私は気づいたらここにいただけで、記憶がない。
「ここにいるくらいなんだから、そりゃ迎えはくるか」
そうなのか。
ここにいれば迎えは来るらしい。
私はそのまま座り直した。
そこに、もう一人に声をかける人が現れる。
この人の迎えだろうか。
「やっときたね。じゃあまたね」
そう言ってもう一人は行ってしまった。
待合室は私一人になった。
寒い。
両手にハァーと息をかける。
いつまで待てば私の迎えは来るのだろうか。
――――――――――――――――――――――――
最後まで読んでいただきありがとうございます。
少しでも「面白い」と思ったら、下の「♥応援する」や「★評価(+ボタン)」を押して貰えると励みになります。
どうかよろしくお願いします。
待合室 紺乃緋霞 @higasa_konno
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
カクヨムを、もっと楽しもう
カクヨムにユーザー登録すると、この小説を他の読者へ★やレビューでおすすめできます。気になる小説や作者の更新チェックに便利なフォロー機能もお試しください。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます