春芽きのかぜ

みぃ

季節の頬杖




凍てつく 大地

遠くに眠る 深い杜


静かなあお白い空に

包まれて

どこか 物足りないひびが

頬杖つくのを 感じてる


それは 退屈のサインではなくて

次の季節をまつ 無垢ないのり


風を抱いた 花

凍てつく寒さを なだめるように

綻んだ 花の声


震える空気を その花びらに

そっと 閉じ込めて

ひかりを連れた 風

北風に幾重にも 織り込まれた

眩さを連れて


颯爽と 冬を吹き抜けてゆく


その尾を引く空(くう)に

ひとしずく の希望をのこして


ただ 一瞬 駆け抜けた

ましろに 吹いた風のなかに


ボクは確かな 色を見つける

それは 春がそっと

まぶたをひらく


はじめての しぐさだった

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