妻はグラドル

堀川士朗

第1話


 「妻はグラドル」

    第一話


        堀川士朗



妻は現役売れっ子グラビアアイドル、篠咲あいん。

結婚を機にグラドルを一度辞めていたが、また復帰して一年。

夫の柳瀬涼介はそれがとても気がかりでならない。

ジェラシーックパーク問題が炸裂するッ……!



◆◆◆◆◆◆※※※※※◆◆◆◆◆◆



朝。

僕たちの住むマンションに朝の光が訪れる。


妻はキッチンに立って果物を剥いている。

妻、あいんの抜群な肢体。

B93W60H90。

最高級のカラダだ。

まさにレジェンダリーオッパイだ。


「ねえ。今度映画を観に行こう。恋愛映画」

「うん。行こう」

「そう。僕は、グラドルである妻と一緒に暮らしている」



◆◆◆◆◆◆※※※※※◆◆◆◆◆◆



「お寿司食べたいな」

「良いねー。ちゃんと握ってあるやつが良いな。機械のシャリの上にネタをただ置いてあるようなやつはやだ」

「( ´Д`)ノ」

「どうしたの?切ない顔をして」

「♪僕たち低く民~あなただけの~低く民だよ~。今日も働く、都民税を取られる、住民税を払う、そして搾取される~」

「また涼介は変な歌を歌ってるわね」

「あいん。低く民の歌だよ。低所得者の歌」

「切なすぎる」

「給料安くてごめんね」

「ううん。良いのよ」

「港区にでも住んでりゃ良かったのに、こんな足立区くんだりのマンションでごめんね」

「私も稼ぐから。二人で頑張ってこ」

「うん。でもあいんの方が稼いでるかもね」

「そうかな。そうかも」

「ギャラか。ギャラね。謎だ」

「そうだよー、夫にもギャラの額は内緒!芸能界は謎な世界だよー!」

「あいん~(。>д<)」



篠咲あいんのプール撮影会が近い。

完全予約制だ。


「ねえ今度のプール撮影会満枠埋まったよー!」

「それってすごい事なの?」

「うん!枠が埋まらなくて開催出来ない子もいるぐらいだから。今回はすごい。4枠だから4かける50人で200人集まるんだ。大規模撮影会!新しい水着がかわいくてお気に入りなんだー!(^o^)」

「そうか。200人のイヤらしい視線を君は浴びるわけだね。ドスケベカメラで接写されるんだ。プールで。例のプールで」

「何その言い方。おかしいよ」

「ナンパとかされない?200人に」

「されない。そこはちゃんと会社側との規約でなってるから大丈夫。おさわりも絶対NG。ねえ心配しないで、ダーリン」

「行きたいな。行きたいな」

「ん?」

「まあ。僕はあいんの撮影会、完全出禁だからね」

「そうだよ!前に変装してバレてつまみ出されて懲りたでしょ!カツラまで被って変装して。あのカツラどこで買ったんだっけ?」

「浅草雷門」

「そうか」

「ああ、僕は自分のこのジェラシーックパーク問題を解決したい!」

「涼介はあれだね。ジェラシーックパークの孤独な嫉妬恐竜だね」

「そうさ……。僕は君がいないと死んでしまうんだ……」

「もう……。ねえ、涼介」

「ん?」

「私何で涼介と結婚なんかしたんだろうなあって、時々わからなくなる時があるの」

「え」

「お願いだから、これ以上わからなくするような事は言わないでね」

「うん。わかった。あいん。僕はあいんを大切にする。これ以上なく、激しく強い、愛情を籠めて!」



土曜日。

プール撮影会!

脇の下を強調したポーズを得意とするあいん。

水着からはみ出そうなあいんの胸は、プールの水で濡れている。

篠咲あいんは今日もバストを揺らす!

お仕事、頑張ってます!(^o^)



           続く


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