第2話 昼の公園

影が短い。


座る人の足元で、白いものが動く。

近づいても、逃げない。

鳩だ。


少し、距離を取る。


高い音が、足元に来る。


鳩は、もういない。


座る人は、見ていない。

手は、止まらない。


小さな影が、空を見る。


音が、遠くなる。


手が下に落ちる。

頭が上がる。


高い音は、まだ続いている。

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ある場所の記憶 @koyo-7

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