魔王軍諜報暗殺担当ダークエルフ、メイメイです!勇者を暗殺したいんですがドキドキさせられて毎回失敗しています!お前らよろしくお願いします!
狐囃もやし_こばやしもやし
第1話 恥ずかしい限りでございます
私の短剣が、勇者の首筋に向かって突き進む。
ここは、勇者が停泊していると知らせを受けた宿である。
私は勇者の暗殺者である。
名を、サトゥ・メイメイ。
そう、お前らも察しがついたように、私は転生者である。
魔王軍側に生まれ落ちてしまったがな!
「……?」
「これで終わりだ!!!」
刃先が、油断している勇者の首筋に届きそうになった、その時。
短剣は、勇者が持っていた細身の宝剣に弾き飛ばされた。
恐ろしく早い反応、私じゃなきゃ見逃しちゃうね。
「えぇ〜?また来たのかい?メイメイ」
「ふんっ、だってお前を倒さないと、魔王様が怖がって夜しか眠れなくなるんだからね!?」
「夜眠れているのならいいじゃないか」
仕方なし、右手の短剣が弾かれたのであれば、左手の短剣でヤルのみ!!!
一歩飛び退き、立て続けに左の短剣を突き刺そうとする。が、それは叶わなかった。
なんと私の左腕を優しく掴んで、社交ダンスのようなポーズを取り始めた。
私はもちろん嫌で、振り払ってみようとするが、手に力が入らない。
すると、勇者は私をいとも容易く持ち上げてしまった。
これではまるでお姫様抱っこではないか!!!
「ちょ、やめろ、はなせ」
「毎回来てくれているんだ、これくらいサービスしとかないと」
「誰がお前なんかに、会いに来るんだよ///」
……とまあ、こんな感じで、毎回のように揶揄われています。
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