第4話 3日目

 ピンポーン


 美咲はインターホンの音に飛び起きた。ベッド横のデジタル時計を見ると、深夜2時ちょっと前。


 01:56


 イタズラにしては、ひどい。


 今日は誰が押しているのか、確かめてやる!


 急いでリビングに行き、インターホンのモニターを見た。


 やはり誰も映っていない。


 どうしよう。


 美咲は思い切って、インターホンの「応答」を押してみた。


「どなたですか?」


 返答はない。聞こえるのは、外の風のざざっという雑音だけ。


「イタズラなら、警察を呼びますよ!」


 美咲は、強めにインターホンに向かって言った。


「ママ?どうしたの?」


 飛び上がるくらいびっくりした。浩平が起きてきて、いつの間にか美咲の後ろに立っていた。


「コ、コウちゃん。びっくりした。ごめんね、起こしちゃったね。なんでもないの、さあ寝ましょう?」


 美咲は、インターホンをそのままに、浩平と寝室に戻って行った。


 <つづく>

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