持たざる者から持つ者へ

オーヴリオン

ランス オータムリーフ

知らない天井だ、と本当に思ったのは初めてだな。


ベッドで寝ていたらしい。

上体を起こして辺りを見渡す。

薄暗い部屋に洋風の調度品などがある。どれも高価そうだ。ベッドのそばにあるテーブルに火のついた蝋燭?だろうか。

その灯りしかないので、良く見えない。


何年か前に遊んだサバイバルホラーゲームの作品の中のような不気味さを感じてしまう。

あの主人公生き様がカッコよくて死んでほしくなかったのになー。


などボケッとして考えていると、部屋の端に姿見があった。ベッドから出て持ち運びできるタイプだった蝋燭の灯りを手に、鏡に向かう。何か目線が高いな。


姿見まで辿り着く。


等身がやはり大きい。俺は170センチ程しかなかったのに180?くらいあるような感覚がある。

髪は以前と同じ黒髪だが、肩まで髪が伸びている。絶対怒られるだろ、一応ホテル勤務だから笑

そして、顔だ。


すごいイケメンだ。

いや、イケメンなんだが西洋人みたいな顔付きで切れ目で目つきが悪い。

一つ言えることは明らかに俺ではない誰かに俺がなっている事だ。


何故かあまり慌てることなく自分の身体をペタペタ確認するように触っていると、部屋のドアからコンコン、と後がした。


「ランス様、失礼いたします。お召し物の交換に上がりました。」


若い女性の声だ。

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