手の皮は厚く、面の皮も厚い。

西しまこ

火傷はしませんよ。クククク

 この間職場で「手に出来たてのコーヒーをかけてしまって、火傷した」と言っている方がいらした。

 手にコーヒーかけて……しまこ、火傷しないかも。

 何しろ、ちょっと油を触っても火傷しない。

 家族の誰もが「熱くて触れない」と言う、鍋なんか、すっと持ててしまう。


 そう。

 しまこの手の皮は厚い!

 

 え?

 でも、ふつうだよね?

 料理何年もしていると、手の皮厚くなるよね? ちょっとくらい熱いもの触っても、火傷しないよね?


 ときどき、「しまった!」ということはある。

 そういうときは、ひたすら氷とお友だちになる。

 一時間とか二時間とか、ともかく痛くなくなるまで、氷で冷やす。保冷剤じゃだめ。氷で冷やすのです。

 そうすると、翌日には治っている。

 手を怪我している暇はないのだよ。ククク。


 ところで、わたしは面の皮も厚い。

 いや、かつては先生や先輩に物申すことも出来ないくらい、繊細だったはずだ。

 でも、今では大変面の皮が厚い。


 でも、ふつうだよね?

 子どもを守ろうとすると、面の皮の一つや二つくらい、厚くしていないと、やってられない。主張すべきときに主張しないと(でも理知的に、論理的に)、子どもを守れない。


 親になったとき、強くなくてはならない!

 と思ったのです。

 もともと、10代の頃のように、言いたいことも飲み込んでしまうところから逞しくなっていたので、「子どものために!」ますます強くなりました。ククク。


 わたしは、人からどう思われても気にしない。

 そうだ、ここが夫とは違う(夫はいい人に思われたい、という気持ちが強い)。

 わたしは別に、わたしが好きじゃない人に好かれなくてもいいので、自分の主張はきっぱりとする。



 長男くんは、来年成人式だ。

 そうね。

 二十年の間に、手の皮も面の皮も厚くなったんです。



「メギド!」って、やっつけられたらよかったけど、そういう力はないから、手の皮と面の皮の厚さで乗り切って来たし、これからも乗り越えて行くのですよ。




   おしまい☆彡

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手の皮は厚く、面の皮も厚い。 西しまこ @nishi-shima

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