第2話 希少って惹かれる言葉だよね

VRゲーム本体のメニューからSLSを選んで起動する。

『ようこそ、Star Light Stellarへ』

真っ白い空間にその文字だけが映し出されていた。

なんか最近よく見る気がするキャラメイク直行、OP映像とかは特にない、まぁ公開されてるPVがOPみたいなものだし。

『これから私たちの世界へ旅立つ為に、あなたの肉体を形成しましょう』


『キャラクターの作り方』

『セミオート制作』おすすめ

あなたの好きにキャラクターを製作し、世界観に会うように調整を加える作り方です。


『マニュアル制作』

あなたの自由に細部までこだわって制作できます。

世界観に合わない外見になる場合があります。


『ランダム生成』おすすめ!

世界観に会うようにランダム生成されます。

また、一定確率でミソロジーキャラクター※1が生成されます。

この世界に生まれ落ちるという感覚を味わえるモードです。


※1

ミソロジーキャラクターとは既に定められたバックボーンのあるキャラクターで、生成された段階でハンドアウト(以下HOと表記)が配られます。

外見等はHOに沿ったランダムで生成されます。

また、他プレイヤーからはプレイヤーと判別できないように表示されます。

また、死亡時復活できるかはHOによって変わります。

復活できない場合はキャラクター制作からやり直しになります。


ほう...?

ミソロジーキャラクターねぇ...

用意されてるシナリオがあるモードってことかな?

...俺はそれじゃなくていいかな?自由にやりたいし、なんかそんなのになったら色々自分行動が物事に影響するとか怖いし。

俺が自分で作ってみせるぜ神話をよ。


ということでセミオートを選択!


ふむふむ、まず種族を決めるらしい。


『種族』

それぞれの種族で得意とすることが違います。


『ヒューマン』

最もベーシックな人族。

平均的な能力で、取得したスキルやプレイによって変化が起きやすい。


『エルフ』

魔力を扱うことが上手く、物に魔力を載せることも得意。

やや打たれ弱い。


『ドワーフ』

どっしりとした体格と打たれ強さが取り柄の種族。

鍛治や鋳造など金属を扱うのが上手い。


『ハーフリング』

小柄な人種族で素早く手先が器用。

細かなもの作りや農業なども得意。


『アニマリング』

様々な動物的特徴を持った種族。

その特徴によって特になことも異なり、様々。


『ランダム』

どうしても決めかねる、またはここでも冒険をしたいという方向け。

また、それぞれの混血であるハーフ種族や希少な種族になる可能性がある。


ふむふむなるほどね?

キャラメイクでも冒険するのか、と少し困惑。

だがしかしぶっちゃけ種族、どれでもよくね?感がある。

どうせ前知識を入れず、どんなのが有利な環境とかわかんないのだ。

冒険あるのみなのではないか...?

というのは建前、希少っていいよね..

大抵こういうゲームの希少種族って強い!ってよりはメリットの代わりにクソデカデメリットとかあるものなんだけど、まぁなんとかなるでしょ多分。

ということでランダムポチ、変にならなきゃなんでもいいです。

...ん?あれ、ランダムだとここでこれに決まったよ!って結果出ないんですか?

もしかして現地に行って初めて「これが...私?」ってなるやつ?

色んな意味でドキドキしていると『ランダム用キャラメイク』なるものが出てきた。

ほう、何になるかわかんないけどこれをベースに種族特徴を組み入れますよ!ってことらしい。

少し安心?


まずリアルデータ参照で身長や体格を大まかに作る。

この辺りが乖離してるとIN/OUTで頭が混乱する、俺はちょっと苦手なので体格は変えないのが好きだけど、そこはランダム、確証は無い。

だいたい155cmくらい...なんでこんなに身長が伸びないのか、姉が高身長なんだけど、そっちに栄養取られてるとかないよね?

そして痩せては無いが太ってもいないくらいのボディ、一応少し気を配って太らないようには気をつけてる。

次に顔...イケメンにするとなんかイケメンになりたいヤツみたいだし、わざわざブサイクにするのも訳分からん...よし、リアルデータ参照して似た顔ランダムおまかせっと。

髪型か...よくわかんないんだよな...まぁ邪魔にならないように顔周り位の長さで!

とりあえずこんなところかな、色は選べないようです。コワイネ。

そんで名前入力はここにあるのね、えーっとショウ...っとゲームだといつもつける名前にして完了っと!

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