FYゲーム

@Oipo

第1話

「カッツカッツカッツカッツ・・・」


街中でいつもの様に平凡な一日を歩いていく。

いつもなら元気に振る舞う聡だが、今日は「あること」があったため、元気が出ない。


「ん?」


曲がり角に入ろうとした時、中学校で仲良しでいる蓮が見えた。普通、この時間、あいつは家で静かに三度の飯より好きな本を読んでいるはずなのに。

追ってみようと蓮の跡をつけていると、蓮はある建物に入って行った。聡はその建物に入ると、持っていたバッグの中から懐中電灯を取り出し、近くにあった階段を上がっていった。


「急に明るくなったな。」


三階に入ると明るくなった。そこに、蓮はいた。


「やあ、聡くん。君はなぜここに来たのかい。教えてくれたまえ。」


聡は今までの一連の流れを説明した。


「ふーん。なぜ、懐中電灯を常備しているのかは知らないけど、君はここの場所を知ってしまったようだからこの鍵をあげよう。この建物に入るのに必要だから。」


「お前は何でこの建物にいるんだい?いつもなら読書しているはずだろう?」


「それは平日限定だ。土日は「FYゲーム」というものをここで研究している。」


「僕に鍵をあげたってことは・・・まさか、僕を、その「MYゲーム」というのに巻き込むつもりかい?」


「「FYゲーム」だ。間違えないでくれたまえ。「FYゲーム」とは、世界中が研究している日本にあるゲームのことで、正体不明なんだ。研究を続け、ちょうど、2人でそのゲームをしに行こうと思っていたとこなんだ。2人で行こうじゃないか。」


「読書以外にも君の趣味はゲームがあったんだね。」


「君は今日、杏にデートする約束を断られたんだろ?杏から直接聞いたよ。その気分転換としていこうじゃないか。」


「何で知っているんだよ!」


「言っただろ?聞いたって。そして、顔が赤くなってるよ」


「・・・」


「まぁとにかく、予定を組むのは明日にしよう。ここで集合にしよう」


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