第39話 きいろい なつの再起④
「おはようございます。■■■です。作品読みました。すごく面白いですね! ぜひ相互フォローで切磋琢磨しませんか?」
この甘い言葉ひとつで、ゴミ溜めに沈んでいたはずの底辺作家どもが、一斉に顔を上げるのが手に取るようにわかる。
「……ふん。安いもんだ」
端末を眺める俺の口角が、冷酷に吊り上がった。
フォロワー二桁。更新しても☆ひとつ付かない、絶望的な無名。そんな連中にとって、少しだけ「上」にいる俺からの言葉は、泥沼の中に垂らされた蜘蛛の糸に見えるらしい。
『ありがとうございます! そんなふうに言ってもらえて、執筆の励みになります!』
『相互フォロー嬉しいです! よろしくお願いします!』
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