第3話 エピローグ


それから、暫くして小嶋さんの会社は倒産した。


ヤングエグゼグティブと呼ばれ、若者でも努力すれば年収手取りで500万円貰える。


そういう時代が終わったからだ。


そうなる迄に小嶋さんは300件位の縁組をしていた。


バブルがはじけて、お金に苦労する時代が始まると、高額なお金を払って態々結婚する人が減ったせいだ。


そう小嶋さんは言っていた。


だが……


◆◆◆


「明ちゃん、これからは出会い系の時代だよ! テレクラっていうのを始めるんだ。一口乗らない?」


「いや、僕金無いですから」


「違うよ! ティシュ配りのバイト……日給1万2千円出すよ」


「週に数回なら……」


「決まりだね」


小嶋さんは本当に懲りないな。

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