進む製作そして完成

三日後実家に行った私は、体操服入れと、シューズ入れの途中までを作った。


二日休んで、シューズ入れの持ち手付。

「この金具をテープを二つ折りにして挟んで、きわをしつけで止めて」私は言われた通りに縫う。

「端をしつけで縫い合わせて、それを口を折り曲げたシューズ入れの表側片一方の真ん中にしつけて」私は言われた通りにした

「今度は持ち手よ。このテープを二つ折りにして端にしつけをして止めて反対側にしつける」私は言われた通りにしつけをした。

「えっと、この持ち手を反対側の金具に通すってこと?」

「そうよ、後は口をテープごとぐるりとミシンで縫う。上と下をね」私は台をはずして細くするとぐるりと縫った。テープがずれそうで難しい。何とか縫い付けた。

「はあ、難しい。何とかなったけど」私はしつけと糸の始末をしながら愚痴が出た。

「でも表に返してごらん出来上がりよ」私は面に返し、テープを金具に通した。

「綺麗にできたじゃない」

「わあ。ママ凄い」美咲は喜びの声を上げた。確かに出来ていたけど、何と難しいことか。


「後はバックだけど、もっと難しいの?」

「あまり難しくはないよ。裏を付けるわけではないからね、キルティングの布が厚いから縫いにくいだけ。ここまで縫えたから大丈夫」

「じゃ、一息入れて、頑張るか」

「美咲ちゃんもおなかすいたよね。軽くお昼にしましょう」

「うん!今日何かな?」美咲が明るく答える。

母は台所に行くとお重とお茶などを持ってきた。

「今朝作っておいたのよ」お重の中にはおにぎりとおかずがぎっしり詰まっていた。美咲の好物ばかりだ。

「わーい!美味しそう。」美咲は手を合わせ「いただきます」と言うとおにぎりにかぶりついた。

その声につられるように私達も手を合わせ食べ始めた。

食事が終わると母はお重を片付けた。


「さ、どうする?」

「早く終わらせたいし頑張るわ」

「じゃ、キルティングの布を製図通りに切って、全部に端ミシンかけてね」

「それが終わったら中表に二つ折りにして、左右を縫い合わせる。最初と最後は返し縫」

私は言われた通りに縫い上げた。

「まち付ける?つけた方が入れやすいけど?プリントにはそこが書いてなかったのよね」

「まちって後からでもつけられる?」

「ええ、出来るわよ」

「それなら、後でいい。ほかの人のを見てから決める」

「なら、口を出来上がり線で折り曲げてしつけして。持ち手の位置を決めましょう」

私はしつけをかけた、母は表に返すと持ち手を付ける位置に待ち針を打った。

「ここにとっての縫い付けるのよ。ねじらないようにしつけをかけてね」

「え!ねじらないようにって?」私の戸惑いを察して母はこうするのというように持ち手を置いた。

「解った、両方の長さ揃えなくちゃね」私は持ち手にしつけをかけ本体に止めた。手に提げてみると長さはいいし、位置も大丈夫のようだ。

「いいようね、口の所と折り返しのジグザグミシンの少し上でぐるりと縫って。持ち手を縫い込まないようにね」私は慎重にミシンをかけた。キルティング二枚に持ち手のテープ固くて縫いにくい。時間はかかったがどうにか縫えた。

「これでもいいんだけどね、持ち手の所をバッテンするように縫っておいた方がいいよ」私はゆっくり布を動かしながらどうにか縫った。

「後はしつけと糸始末をして完成」私はゆっくりと糸始末をした。


「やった、出来た!!」

「これ美咲のバック。凄いママありがとう」

「よく出来たじゃない。もっと時間がかかるかと思っていたわ」

「お母さんが教えてくれたから出来たのよ。ありがとう」


「さ、出来あがったことだし、お茶にしましょう」

母が台所に行っている間に私たちは手を洗った。

母は、ケーキとお茶を持って来た。

「完成に、乾杯!」「乾杯!」「かんぱい、ママありがとう!」私たちはコップを掲げ乾杯するとケーキを堪能した。




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