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古い図書館に、いつの間にか現れる一冊の本。それを手に取った人々の変化を描いた連作形式のホラーです。最初のエピソードが良い話に見える分、後から振り返ったときの印象が少しずつ変わっていきます。軽くなった、スッキリした、という表現が出るたびに、この本は、登場人物たちを「どこまで」変えたのだろう、という疑問が頭から離れない。そして最後の話で、それまで積み重なってきたものが、別の形で示されます。読み終えたとき、最初に感じていた感触は、いつのまにか別の怖さになっていました。
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