手遊び

遠山ゆりえ

昔の遊び

 かれこれ50年以上前、私は小学生でした。数字にして見ると今更ながら古い人間なのだと実感します。半世紀以上前ですからね……。


 そのころの小学生はどんな遊びをしていたか、思い出してみました。外で男子は缶蹴り、女子はゴム跳びなどやっていました。女子と男子で遊び方が異なりました。(地域によって違うかもしれません)


 家の中では何をしていたのでしょう?もちろんゲーム機などありません。主に色々な手遊びをしていました。手遊びは文字通り、手を使う遊びです。手だけを使っての遊び方といえば「アルプス一万尺」でしょうか。2人で向かい合って歌いながら、両手を規則に合わせてパチパチ叩きます。これは今の子もやっています。「みーかんのはーながーさ〜いている」等もありました。リズム感が養われます。


 紙を使う遊びは、塗り絵や折り紙があります。特に折り紙は今でも、子供から大人まで人気があります。(今は塗り絵も大人用がありますね)1枚の正方形の紙から、さまざまな物が形作られる折り紙は奥が深いです。折り鶴は有名な折り方ですが小さな子供には、むずかしいです。不器用な私は今でも上手に折れません……。やっこさんや風船や飛行機なら何とか折れます。チラシなどを利用してゴミ入れも折れます。(いくつかの種類があります)宝船は本を見ながらでないと折れませんが、最後急に立体的になるのが面白いです!


 ヒモや毛糸を使った遊びもありました。あやとりもやりましたが、女子の間で流行ったのがリリアンです。プラスチックの筒に金属の突起が5個ついていて、それに糸を絡ませて編みます。何に使うわけでもなく、長ーい紐をひたすら編んでいました。今でも100均とかで売っているのでしょうか?


 またもう一つ、女子の大流行はお手玉でした。学校の休み時間に床に座りこんで遊んでいました。お手玉は母親のお手製です。私も母に作ってもらいました。俵形の地味な色あいの物で、中には数珠玉という、その辺で取れた実を入れました。裁縫が得意ではない母が頑張って作ってくれたのでしょう。手触りが良い綺麗な布を縫い合わせ、中に小豆が入ったお手玉を持っていた子もいて、本当は、うらやましかったです。


 お手玉の遊び方ですが、2つや3つをジャグリングのように投げ上げるやり方以外でした。親玉をひとつと子玉を4つ使いました。

「おーさーらい」と言い親玉を投げている間に4つ両手に取り、親玉をその中でキャッチし、子玉だけ床に落とします。「おひとーつ」と言いながら親玉を投げ上げてその間に床においてある子玉をひとつ取っては捨てるを繰り返します。2つ、3つも同じようにやります。おさらいの次は「お手のせ」親玉を投げ上げている間に片手の甲に子玉をひとつづつ載せます。次は2つづつ載せます。おさらいの後「おはさみ」と片手の指の間に子玉をはさんでいきます。やはり親玉を投げ上げている間に行います。他にもいくつか技があったと思うのですが、残念なことに忘れてしまいました。


 私の小学生時代は手遊びのバリエーションが豊富だったような気がします。そんな遊びをしていれば十分手先が器用になっているはずです。しかし現在の私がそうでないのは、DNAのせいでしょうか? それとも本人の努力不足でしょうか? そして勿論、人を手玉に取るような器用な真似も出来ません。



 


 




 


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