アイドルオタクの夫にいろいろ訊いてみた~握手会篇~

あざみ忍

第1話 オタクと握『手』会

私「お題フェスのテーマが『手』なんだけど、何も思い浮かばないんだよね」

夫「『手』か~。それなら僕に良いアイデアがあるよ」

私「おっ、良いアイデアとは?」

夫「僕のオタ活、握手会について書けばいいじゃん」


 と、いうわけで今回は夫のオタ活について書いていこうと思います。ちなみに夫はアイドルグループ乃木坂46のオタクで、なんとデビュー時から追いかけている歴戦のつわものであります。


♢♢♢


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私「じゃあ、いつものように好きに語っていいよ~」 


夫「OK。まずそもそも握手会とは何ぞやって話だけど、乃木坂46はCDを出す度にメンバーと実際に会って握手ができるイベントを開いていたんだよね」


私「言葉で聴くと、普通のイベントに思えるけど。ファンと握手をするなんて、とんでもないことをやっていたよね(笑)」


夫「オタクの僕が言うのも変だけど、異常だったかも。だって傍から見れば、どんな素性か一切分からない人たちとある種、肉体的接触をするんだから。アイドルによっては卒業後に、握手会はとにかくストレスだったって語っている子もいるからね」


私「それに、私の記憶が正しければ、なんか事件も起きなかったっけ?」


夫「乃木坂じゃないけど、確かに他のグループであったよ。刃物で切りつけられる事件がね。まぁ表沙汰にはならない、小事件ならいつも起きていたと思うけど」


私「と、いうと?」


夫「握手会は握手をするのと同時にちょっと話をすることができたんだ。だいたいの人は大好きです、応援してます、頑張ってね……なんて優しい言葉を掛けるわけだけど、中にはをする輩もいたみたい」


私「うわっ(ドン引き)」


夫「アイドルとはこうあるべきだ~とか、もっと~しろ……って、もはやクレーマーさ」


私「そういう厄介オタクってやっぱり存在するんだ」


夫「ホント迷惑なヤツだよ。何が嫌かって、オタクってそういうって僕たちまで一括りにして批判されかねないってこと!(憤怒)」


♢♢♢


私「ちなみに△△(夫の名前)が印象に残っている握手会って、何かある?」


夫「いろいろあるよ。1から10まで語ったら2時間は余裕で超えるけど、どう?(笑)」


私「えっと、手短にお願いします」


夫「だったらやっぱり深川ふかがわ麻衣まいさんとの握手会かな」


私「確か今はグループを卒業して女優をやっている人だよね。この前、ドラマ『良いこと悪いこと』(日本テレビ系列)に出てたもん」


夫「僕にとって初めて好きになったアイドル、それが彼女だよ。まいまい(深川さんのニックネーム)との握手会は本当にいい思い出しかないね」


私「そんなに良かったの?」


夫「もちろん! まずその親しみやすさが他のメンバーには悪いけど、段違いだったね。アイドルとファンの関係というより、僕は勝手に友達感覚、いやそれ以上だったかも」


私「もしかして、恋してた?(笑)」


夫「かもしれないね(笑) まぁ今振り返ってみると、まいまいに夢中だったのは事実だよ」


私「前に握手会が伝説になったって聞いた覚えがあるけど?」


夫「あぁ、握手会って今のミーグリも同じだけど、自分の番が来るまではひたすら待っているだろ? その待機列が数百メートル、3~4時間待ちってわけさ」


私「もはやアトラクションじゃん」


夫「それだけ、まいまいが多くのファンに愛されていたってことだね」


♢♢♢


夫「今は握手会が廃止されて、代わりに話をするだけのイベント、ミーグリになったわけだけど、これからも僕は参加し続けるよ。新たに推したい子もたくさんいるからね」


私「私も一度経験して、ハマりそう(笑)」


夫「うんうん、君も順調にオタク街道まっしぐらだね。ただ忘れちゃいけないのが、アイドルだって僕たちと同じ人だってこと。それを常に頭に入れて、接していかないといけない。つまりオタクたるもの、紳士淑女であれ! ってことだ」


私「何かちょっとカッコいいかも」


夫「惚れ直した?」


私「惚れ直すも何も、△△(夫の名前)のことはずっと好きだよ(キリッ)」


 握手会はコロナ禍を経て、新しい形になりましたが、アイドルとファンという関係性が変わることはありません。皆さんもしっかり節度を守って、一緒にオタ活してみましょう。

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