私は今日もアイツに買われる

人間の人

第1話

ここは日本のどこかの繁華街、仕事帰りのサラリーマンや調子のいい若者で賑わっている街に年齢の離れた2人の男女がいた


「今日もありがとね〜、おじさん楽しかったよ!これ今日の分ね、また頼むよ!」


「わ〜こんなにいいの?ありがとうパパ!」


そこにいたのは、自分の父親ほどの男と仲良さげに会話している制服姿の女子高生「愛原凛」《あいはらりん》であった。

凛が行っていたのは所謂、援助交際と呼ばれるモノであった、なぜ凛がこんな事を行っているのか、何を目的にしているのか、理由は1つである。


お金がない? これも違う、家は両親とも公務員の共働きで凛を含めて4人家族、お小遣いもそれなりに貰っており凛も少ないと感じた事はない


顔が悪い?  いいや悪くない、茶色に軽く染めた髪にキリッとした瞳、顔のパーツも整っており、10人中9人が美人と呼ぶだろう


じゃあなぜ?彼女、凛の目的は1つ、だ。


スマートフォンが広がり誰でも気軽にSNSが出来るようになり他の人の反応が簡単に見えるようになった現代、自分を認めて欲しい(承認欲求)と考える人はいろんな方法で自分の欲求を満たそうとする、代表的なのは某写真投稿アプリだろう、アプリを見ればいろんな人が各々のやり方で写真を投稿し反応を見て自分の欲求を満たしている。

某短時間動画投稿アプリも、ダンスを踊ったり自分を良くみせる事で反応を貰っている。


凛はとにかく人から認めて欲しかった、家族仲が悪いわけでもない、両親とも仲が良いし妹とも仲は悪くない、だが凛は自分の顔を良くわかっていた、自分はそこらの人より顔がいい、だからこそ多くの人に認めて欲しかったそれ故にパパ活を初めてしまった、写真投稿や動画投稿は?と思うかもしれないが写真投稿自体はしていた、だが時期が悪かったSNSには綺麗で有名な人が多く多くの人に認められるには時間がかかった、凛はあまり反応が貰えない、貰えるとしてもそれなりに時間がかかるとわかるとめんどくさくなり辞めてしまったのだ。


そこで手っ取り早くお金も貰えるパパ活に手を出した、危険もあるが凛は危なそうな人はなんとなく分かり、そのての人を避けているので今まで問題になった事はあまりなく順調だった、だからこそ油断してしまったのだ。


その日も普通の日だった、朝起き顔を洗い、家族に挨拶をし、朝ご飯を食べる普通の日常だった、ご飯を食べ終わりベッドでゴロゴロしている所に一通メッセージが入った


「「今日これからご飯だけでもどうですか?10出します。」」


要約するとこんな感じのメッセージだった、凛は調子に乗っていたのだ普段ならこんな高額で怪しさプンプンの誘いなどのらなかった、だが凛は調子に乗っていた結果特に考える事もなくオッケーを出してしまった


「大丈夫ですよ〜どこで何時ぐらいにします?」


「じゃあ最寄りの駅のファミレス、18時で大丈夫ですか?」


「オッケーです!最寄りのファミレス18時ですね!」


(ご飯だけで10万円!私も結構有名になってきたな〜、でもこの人、アイツの面影あるんだよなぁ、気のせいかな?」


元々、凛はパパ活をやるような女子では無かった、今まで小、中学校は顔も良く成績も凛の努力で1位をキープしており、とても人気があってファンクラブまでできており、周りにチヤホヤされていたため学校では高嶺の花を気取り承認欲求を満たしていた、だが高校に上がると全てが変わった、全員が私ではない1人の女を見るようになった。


五十嵐鈴音いがらしれいね、凛より視線を集めて独占する究極の美少女


鈴音は全てが凛より優れていた、勉強をしても学年で一番、運動でも凛よりタイムが優れていた、凛は勿論負けじと努力した今までよりも勉強時間を増やした、だが、どんなにやっても鈴音に勝てず二位止まり、なら運動でならと思い毎日の運動量を増やしたが鈴音には及ばなかった、周りの目も段々と変わっていき今までなんでも1番だった凛は物足りなくパパ活に手を出した


(あ〜本当にアイツどうなってんのよ、何をしても上手くて、歩くだけで姿が絵になるとか同じ人間とは思えない、私が頑張っても勝てないしお金持ちとか、神様は何考えてんのよ)

天は二物を与えずというが鈴音には与えまくっていた事を凛は愚痴っていた


なんやかんやしてるうちに約束の時間が近くなり凛は準備していた


(ん〜どれにしようかな?今日寒いし、下はパンツにしようかな?)


凛が服装で悩んでいる所に声がかかる


「りーちゃん?今日も?こんな時間にいつもどこいってるの?」


母だった、両親は凛がパパ活をしている事を知らず夜な夜な凛が帰ってくる事を心配していた


「友達と遊んで来るだけだよママ、心配しないで」


「そう、危ない人達じゃないのよね?りーちゃんが困ってたりしたら言ってね」


「うん大丈夫だよ、危ない人達じゃないから!行ってきます」


「行ってらっしゃい、気を付けてね!」


凛は母に見送られながら家を出る、凛は母の心配を結構真面目に考えていた(そろそろこんな事辞めないとな、家族を心配させちゃうし、拐われたりしたら終わっちゃうしね)


そんな事を考えながら歩いていると待ち合わせ場所に着くそこは人で溢れていたが一ヶ所だけ人がいない場所があった、そこにいたのは、凛の天敵である五十嵐鈴音だった、凛はそこを離れるように歩いていたが、鈴音の方をチラッと見ると目が合った、そして微笑みながら声をかけてきた


「やあ凛くん待ってたよ、今日はご飯だけだけど宜しくね?」


私はそれを聞き、なぜ私がパパ活をやってる事を知っている?等と疑問が続々と出てきたが、鈴音がこの場にいる事が現実と認識し、私はパパ活をしてきた事を後悔したのであった






読んで下さりありがとうございます!作者はパパ活等の用語あやふやなのであしからず








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