縄文パラレル
遊び人
第1話 遭難
海水浴に出かけた俺は、泳ぎに夢中なあまり友人達の姿を見失ってしまった。
水面に顔を出し、沖を見渡すが笑い声や喋り声はおろか人すらいない。
俺は懸命にクロールを続け、沖に向かった。
やけに海水が綺麗で、魚達が多いと感じたのは
単なる偶然ではなかった。
沖に出た俺は辺りを180度探すが、さっき食べたカレー屋がある海の家やビーチパラソルもなく
昔テレビで見たかのような手つかずの絶景が広がる秘境のビーチのような場所であった。
あれ、間違えたっけな
俺は背中を掻く、もしかすると
泳いでいて気付いたら別のビーチに来ていた。
そんな事はないか、と意味のない自問自答をしていると後ろから大声のはずなのに
聞き取れない声が聞こえ、振り向いた。
布のような生地の服をまとい、
赤や黒のアクセサリーを飾る人たちが海の方へ
大きく声を出していた。
目線的に自分じゃないことに気付き
目をやると
手漕ぎボートに二人組が乗っており
そこには網がついており、魚が吊るされていた。
この景色には見覚えがあった、だが詳しくは思い出せない
しかし分かったことがある
ここは現代ではないということだ。
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