私は、書きすぎている。

チェンカ☆1159

ただの感情整理

人生の内の半分以上、物語を書き綴っている。


これは果たして称賛されるべきことだろうか。

私は思わない。


経験年数が全てではないことを、私は知っている。

どれだけ経験が少なかろうと、面白ければ、読者にウケれば、頂点に届いてしまうのだ。


元からの才能は、私には無いんだろう。

努力だって、傍から見れば足りていない。


でも書いている。

書き続けている。


どうして?


わからなかった、ずっと。

ただ書きたいから、書いている。

それだけだと、思い込んでいた。


しかし、飽き性の私がそれだけで続くはずがなかった。


母から文章力ごと全否定された時の執念?

妹から書いた物語を貶された時の悔しさ?


それもあったと思う。でも。


私は家族への憎しみだけで書き続けられるような性格でもない。


カリンバ、ドル活やぬい活、ハンドメイド系。

新しく始めようとした趣味はいくつもある。

でも、どれもまともにできていない。

金だけが、浪費されていった。

結局残るのは、物語の執筆だった。


どれだけ読まれなくても、周りが評価されているのを見て凹んでも。

私はいつだって執筆行為に縋りついている。


楽しいことも、辛いことも、なんだって文章にしてきた。

どんなに重いことでも、可能な限り物語のネタとして、エンタメとして消費しようとした。

我ながら、末期だと思った。


生きていて辛いのに、希望が見えなくて苦しいのに。

当の私は物語にすることばかり考えているのだ。


気づいてしまった。

私は自分が書きたいだけで書いているんじゃない。

書くことそのものに依存している。

自分の人生自体を犠牲にしてでも。

書いていないと気が済まない。


だから、筆を折ることができない。

何も残らないのを知っているから。


私が筆を折る決断をしたその時は、

いきることをやめたといっても過言ではない。


少なくとも、今は。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

私は、書きすぎている。 チェンカ☆1159 @chenka1159

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ