登場人物紹介

今回の物語を彩った、主要な登場人物たちをご紹介します。黄金の魔力に翻弄されながらも、それぞれの「人間性」を賭けて戦った者たちです。


主要登場人物

エドワード・シンプソン (Edward Simpson)

役割: 主人公。ロンドンの古文書学者であり、象徴学の専門家。


特徴: 知識だけでなく、鋭い五感と共感能力を持つ。物語当初は学術的な関心から黄金の謎を追っていたが、ベネズエラの惨状を知り、「奪われた命」を取り戻すために命を懸ける。


結末: 第3の選択として「黄金の価値そのものを無害化する」道を選び、世界を大恐慌に突き落とす代わりに、人々の命を救った。


ヘンリー・ヴォーン (Henry Vaughan)

役割: イングランド銀行の次官。物語のアンタゴニスト。


特徴: 徹底した合理主義者。黄金の魔力に魅入られ、自らの感情を切り捨てて「国際秩序」を守るためのシステムの一部(傀儡)となった。


結末: 価値の崩壊と共に、自身の存在意義を失い、黄金の泥に飲まれて消滅した。


アーサー (Arthur)

役割: イングランド銀行の若き職員。エドワードの協力者。


特徴: 組織の腐敗に気づき、エドワードに内部告発を行った。一時は「基軸」として金庫室に取り込まれかけたが、エドワードに救い出される。


結末: 事件後もエドワードのそばに残り、富に代わる「新しい価値」を探す旅のパートナーとなる。


カルロス (Carlos)

役割: ベネズエラの僻地で活動する医師。エドワードの旧友。


特徴: 現場で「黄金の病」に立ち向かい、その悲劇をエドワードに伝えた通信者。


結末: 黄金がただの石に変わったことで、子供たちの治療に成功。復興する街の希望をエドワードに届けた。


ウィリアム (William)

役割: イングランド銀行のベテラン警備員。


特徴: 長年地下の「心臓」を守り続けてきたため、その威圧感に毒されていた。口数は少ないが、組織の異常さを肌で感じていた。


結末: 最終話でエドワードに対し、組織の人間としてではなく、一人の人間として敬意の会釈を送る。


老女 (The Old Lady)

役割: かつてエドワードが助けた貧しい女性(故人)。


特徴: 亡き夫の愛が詰まった「たった一枚の金貨」をエドワードに託した。


結末: 彼女の金貨が、巨大な国家の富(呪い)を打ち破る「第3の輝き」となり、世界を救う鍵となった。


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『沈黙する黄金(サイレント・ゴールド)』 春秋花壇 @mai5000jp

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