第2円 これってありきたりな転生じゃなかったの?

「知らない天井‥」


これ言ってみたかったんだよなとニヤけたりしていたら‥


「え?どこだよ!?」


真っ白な空間。

どこまでも先が見えない部屋。


「あーこれ夢か。こんな◯◯◯ボールじゃあるまいし‥」


もう一度目を瞑る。


無意識にお腹をさすった。


本来ある筈の傷が無かった。


恐る恐るお腹を見ると、あのおぞましい出来事でついたであろう傷は無かった。


「オラどうしちまったんだ!」


某戦闘民族になった気分だ。


改めて状況を整理してみる。


24歳、金多丸永久。

名前負けした借金ジャンキー。

公園というオアシスで、刺された。

そのまま意識途絶える。

起きたらボール感MAXの修行の部屋。

刺された傷が消えている

というか、生きてる。


小一時間程考えたが訳がわからない。


「え?これ俺の部屋のドアじゃねーか。」


1時間程いて、気付いた扉。

そうまさに我が家の扉。


今にも借金取りが現れそうな扉に、この非現実な状況での癒しとなった。


ドンドンドンドン、ドンドンドンドン


「開けろ!タマル開けろ!」

聞き覚えのない声。その声に似合わず乱暴な言葉。


突然の状況に身構えた。


「うそだろ?こんな所まで取り立てに来るのかよ」


得意の居留守。

彼の居留守スキルは気配遮断まで完璧だった。

「綺麗なお姉さんの声‥オラワクワクすっぞ」

思わず呟いてしまった。



その綺麗な声に乱暴な言葉が

「居るのわかってるから早く開けなさい。話が進まないでしょ!」


この一言で、金多丸は意を決してドアを開けた


その綺麗な声の正体が‥目の前に現れた。


「何こいつ‥」思わず呟いた。


目の前に現れたのは、チンチクリンの青髪の微少女。

文字の如く微妙な年齢の少女?


身長や体型で誤魔化されてるがこれ何歳だろうというのが感想。


その微少女はユックリと金多丸の頭に拳骨をした。

「あんたねぇ、考えてる事わかるんだからね!失礼なのよ!私の名前は、ブラネマ。この世界の神よ!」


目の前の微少女が何を言ってるのかわからない状況

だが頭のタンコブがジンジンしてくるので夢ではないと言うのはわかる。


呆然としている金多丸に、ブラネマは続けた

「あんたみたいなのが私の世界に必要なの!私の世界で使ってあげるんだから感謝なさいタマル!。」



「何こいつ‥」思わず呟いた‥

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どこに行っても地獄の沙汰は金次第 @yuchari

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