未来は下見できない 東西爆笑王座争奪戦編 ネタ切り抜き
たたみや
究極の味噌汁
〇あらすじ
「未来は下見できない 東西爆笑王座争奪戦編」 エピソード『序章 ステージに立ち続けて』より
悟こと三島悟とくがっちこと久我智久の二人で結成したお笑いコンビ「シタミデミタシ」は腹筋BREAKERのチャンピオンになった後も精力的にライブに出てネタを披露していた。
そんな中で、ライブ中に「シタミデミタシ」が披露したネタ。
「シタミデミタシ」
ボケ:くがっち
ツッコミ:悟
――
「皆さんこんにちは、あまいものつめあわせです!」
「いっこもそんな要素ねーじゃねーか! シタミデミタシでーす、よろしくお願いしまーす」
「ねえねえさとる」
「どうしたんだよくがっち」
「味噌汁って和の心の結晶だよね?」
「急にどうした? 確かにそうかもしれないけどさ……」
「ぼくね、究極の味噌汁を求めて色々と試行錯誤してるんだ」
「めちゃくちゃ大きく出るな! 大丈夫か?」
「理想はご飯がバクバク食べられる味噌汁なんだ!」
「そりゃ確かに理想だわ。それだったら俺にも教えて欲しいよ」
「具がね、まずわかめを入れて……」
「定番の具だな」
「あとはコーン、もやし、バターに麺ね」
「味噌ラーメンじゃねえか! もう麺って言ってんだよな!」
「サッポロ一番!」
「味噌ラーメンじゃねえか! ここまで来ると誘導してんだよ!」
「これ、ご飯が進むんだよ!」
「そりゃそうだろラーメンライスだからな!」
「さとるー、これ小手調べだから」
「舐めてんのかおい! 別のやつ教えてくれよ!」
「じゃあ次。具がね、ねぎとこんにゃくを入れてね……」
「そう来たかそう来たか。俺は好きだな」
「あとは牛すじを入れて煮込むんだよ」
「土手煮じゃねえか!」
「せっかくだから圧力鍋を使いたいね」
「どうしようもなく土手煮じゃねえか!」
「これ、ご飯が進むし、お酒も進むんだよ!」
「そりゃそうだろ居酒屋とかでも見かけるしな!」
「えーダメなの?」
「ダメだろ! もはや味噌汁じゃねえからな! 別のやつ教えてくれよ」
「じゃあ次ね。大根とこんにゃくを入れてね……」
「やっぱこういう味噌汁に行きつくんだよな」
「それからちくわ、はんぺん、卵、がんもどき、餅巾着っと」
「それだと味噌仕立てのおでんじゃねえか!」
「ういー、オヤジ。
「完全に屋台で一杯ひっかけてるじゃねえか!」
「こういうの見てるとツンツンしたくなるよね」
「やめろよおでんツンツンはよお!」
「だめかー。だったらこれは? まずねぎを入れるでしょ」
「ねぎは外せねえよなあ」
「それでマグロを入れると」
「みそ仕立てのねぎま鍋じゃねえか!」
「大人の味だし、ご飯もいけるよ」
「そうだけども、今までで一番味噌汁に近いけれどもな。ちょっと違うんだよ」
「さとるー、わがままばっかり言うと六三郎が悲しむよ」
「誰に料理作らせてんだよお前は!」
「あとはこれかな、ねぎ、えのき、豆腐、白菜でしょ」
「具だくさんだなー、こういう味噌汁もいいかもな」
「それで油揚げ、豚ばら肉、鶏つみれね」
「味噌のちゃんこ鍋じゃねえか!」
「これでご飯がもりもり進むよ、ごっつあんです!」
「そりゃそうだろ力士のデブ活料理だぞ!」
「さとるもちゃんこ朝ごはん食べないとね」
「くだらねえんだよ!」
「これで朝稽古にも精が出るね」
「俺力士じゃねえんだよ!」
「シメはうどんにする? それとも雑炊にする?」
「シメっつってんだよなあ。完全に味噌汁を諦めてるじゃねえか」
「いやあ、ぼくは完全に味噌汁沼にはまってるなあ」
「さっきから別の料理ばっか作ってるんだよなあ」
「実はさ、ぼくにはとっておきのレシピがあってね」
「まだ隠し持ってたのかよ、今度こそちゃんと教えてくれよ」
「まず豆腐を入れるんだ」
「ここまでは普通なんだよなあ」
「そこにキャベツ、ニラと牛もつを入れるよ」
「味噌のもつ鍋じゃねえか!」
「これならご飯もお酒もどんとこい!」
「そりゃそうだろ! どんとこいだわ!」
「シメはラーメンにする? それとも雑炊にする?」
「当たり前のようにシメって言ってんだよなあ」
「あと、ここだけの話なんだけどさ。この味噌汁醤油で作った方がぼくは好きなんだよね」
「そりゃもう醤油のもつ鍋なんだよ! お前の好みの問題じゃねえか!」
「何でさとるはぼくの味噌汁にそんなにケチをつけるのさ?」
「そりゃそうだろ! 全部味噌汁じゃなかったからな」
「六三郎が怒るよ!」
「何でさっきから料理の鉄人がくがっちの味方なんだよ!」
「いいよ、ぼくもう味噌汁は諦めたからさ」
「じゃあどうすんだよ?」
「これからはカレー作るから」
「それでもくがっちはご飯を食べたいらしいです! 日本人はやっぱりご飯! どうもありがとうございました」
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