第8話 医療は治すではなく管理


人類は

ついに

病気を

ほぼ克服した。


・がん

・うつ病

・認知症

・遺伝病


AIが

発症前に

すべて予測する。


「なる前に治す」

時代だ。



医学者

エリック・トポルは言う。

医療は

予測医療の時代に入る

(トポル,2019『ディープメディスン』)


もう

病院は

「治療所」じゃない。


監視センターだ。



体は常に監視される


・心拍

・血糖

・ホルモン

・遺伝情報


すべて

クラウドに

送信される。


異常があれば

即通知。


便利だ。


だが

逃げ場がない。



フーコーは言う。

近代社会は

身体を管理する権力

を持つ

(フーコー,1976『性の歴史』)


医療は

権力になる。



病気は「自己責任」になる


AIは

こう言う。


「あなたは

この生活を

続けたから

病気になりました」


・睡眠不足

・運動不足

・酒

・食生活


すべて

ログに残っている。


言い訳できない。



社会学者

イリイチは言う。

医療は

人間を無力化する

(イリイチ,1976『医療の限界』)


「医者がいないと

生きられない身体」


それを

量産する。



うつ病も「数値」で管理


・セロトニン

・ドーパミン

・睡眠ログ


すべて

可視化。


AIが

薬量を

自動調整。


気分は

「設定」になる。



精神科医

アラン・フランセスは言う。

精神医療は

正常と異常を作りすぎた

(フランセス,2013『正常を救え』)



未来の医療


・病気にならない

・死なない

・老けない


理想だ。


だが

不完全さが

消える。



問題


・悲しみも

・落ち込みも

・不安も


全部

「異常」になる。


薬で

消される。



結論


医療は

人を

救う。


だが

同時に


人を管理する。


長生きはできる。


だが

「生きている実感」は

薄れる。


完璧な健康。


それは

完璧な家畜化

かもしれない。

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